明るい展望がない小沢新党。「新党大地・真民主」、「みんなの党」「大阪維新の会」、いずれの党とも連携の可能性は限りなくゼロ
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 過日夜、新党大地・真民主代表の鈴木宗男前衆院議員と酒食を共にする機会を得た。同氏とは長いお付き合いなので、政局の見立てを含め忌憚ない本音ベースで話を聞くことができた。基本はオフレコなので全容を紹介できないが、本人の了承を得た部分を是非とも披瀝したい。

 最も興味深かったのは、昨年の東日本大震災に関することだった。それは、大震災から5日目の3月16日に発表された天皇陛下の被災者や国民に向けたビデオメッセージについての同氏の感想である。

天皇のお言葉は美智子皇后との"合作"

 天皇のお言葉全文の中で鈴木氏が言及した件は、以下の部分であった。

「〈前略〉自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日された人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。〈後略〉」

 鈴木氏は、このお言葉を拘置所の中で観たテレビニュースで聞き、心から感動したというのだ。先ず、感謝し、ねぎらう対象の冒頭に「自衛隊」を挙げたことに驚くと同時に、天皇の率直な思いを知り、打ち震えんばかりの感動を覚えたという。さらに同氏は、「国と地方自治体」というワーディングが入っているが、これは当時の菅直人首相(内閣)への事実上の不信任案に等しいと直観したというのだ。

 ここで筆者が天皇の気持ちを忖度しても意味ないが、鈴木氏が感動したお言葉から天皇が国民のことを衷心より思っておられることがよく分かるし、自衛隊以下の順序立てに心を砕いておられることも容易に想像できる。

 親しい宮内庁関係者に尋ねてみたところ、このお言葉は、川島裕侍従長(元外務事務次官)が草案を書いたが、天皇自らが朱を入れ、大幅に修正したものだという。と同時に、その宮内庁関係者は、このお言葉は美智子皇后との"合作"と見たほうがいいとも指摘したのである。

 聡明で知られる皇后が、天皇がいま抱えるストレスの要因である①皇統の問題②がん細胞を抱える健康の問題③雅子妃の病気を核とした東宮問題を含め、折に触れ緒問題について天皇に対し的確な助言をしていることは周知の事実である。

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