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市川裕康「デジタル・キュレーション」
2012年07月12日(木) 市川 裕康

21世紀に求められる教育とは ~スタートアップ時代に登場した新しい選択肢

Thiel FellowshipのHPより

 先週、国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事が来日しました。彼女が慶応大学で講演した際の、学生からの若年層失業問題の解決策に関する質問への回答は、実に印象に残るものでした。

「(若年層失業問題の解決には)まず経済成長が必要だが、大学などで教育を受けても、就職活動(で求められる能力)とはギャップがあることがよくある」と述べ、職業技能を身に付けることが重要だと指摘したのです。

■「大学教育と就職にギャップ 若年失業でIMF専務理事」 47NEWS 2012年7月7日 

 大学教育と就職で求められる能力とのギャップというのは、近年、指摘されることの多い課題です。最近目にした以下の2つの取り組みも併せて考えると、大きな変革が求められている社会の中で、大学進学以外の選択肢への注目が一部で高まりつつあることがわかります。

優秀な若者に10万ドルを投資、大学を中退して事業化に取り組むプログラム

■「大学進学を拒否していきなり研究員フェローシップを開始するとどうなるか,という英才教育実験」 TechCrunch Japan 2012年6月15日 

 昨年春、オンライン決済サービス「ペイパル」の共同創業者であり、フェイスブックの初期投資家で資産家 (個人資産約15億ドル=約1200億円)としても知られるピーター・ティエル(Peter Thiel)氏が創設した「20under20 ティエル・フェローシップ・プログラム」が大きな注目を集めました。

 20歳以下の優秀な若者20名(初年度は24名)をフェローに選び、サイエンスやテクノロジーの研究や起業を支援するという2年間のプログラムです。第一回目の昨年、これに世界中から約400名の若者が応募してきたそうです。

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