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井岡一翔との統一戦で王者陥落も、12Rをドクターを欺きながら戦い切った漢に拍手!八重樫東これが壮絶どつき合い後の顔面だ!

2012年07月07日(土) フライデー
friday
拓殖大学では国体で優勝、ボクシング部の副主将も務めた。'10年に結婚した夫人との間に2人の子供がいる〔PHOTO〕会田 薗(以下同)

 眩いライトが降り注ぐリングで、八重樫東(29)は〝暗闇〟に包まれていた。

毎日腹筋2000回!をこなして試合に臨んだ。ケトルベルを持つと浮き上がる、この肉体美をご覧あれ

「視界は中盤からほとんどありませんでした。7Rの途中でレフェリーに呼ばれた時は、憶測でレフェリーの指の数を答えていたんです(笑)。でも、見えなくても相手の動きに反応することはできる。終盤は『多分ここら辺だろう』と、必死にパンチを打ち続けていました」

 元チャンプの言葉が、あの死闘を蘇らせる。6月20日、『WBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦』が行われ、12Rに及ぶ激しい打ち合いの末、井岡一翔(23)が判定勝利で統一王座のベルトを巻いた。TBS系で全国生中継された試合の視聴率は、関東地区平均で18・2%、関西地区で平均22・3%。瞬間最高は関西で29・1%(関東地区22・7%)と、サッカー日本代表戦並みの高視聴率を叩き出した。ファンを熱狂させたのはどつき合いの壮絶さであり、両目を塞ぎながらも前に出る八重樫のファイトスタイルだった。

 激闘から2日後、所属する大橋ボクシングジム(神奈川県)を訪れると、元チャンプは黒紫色の顔で出迎えてくれた。

「プラムみたいな顔だな!」

「だいぶ熟してきたね」

 ジムの関係者が放つジョークに、肩をすくめるようにして笑う。

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