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市川裕康「デジタル・キュレーション」
2012年07月05日(木) 市川 裕康

バイラル動画を活用した新しい異文化交流の形 ~「Where the Hell is Matt?」と「OMG! Meiyu」が示す大きな可能性

「Where the Hell is Matt? 2012」のユーチューブ・ページ

 一人の個人がオンライン動画を活用することで、異文化理解や国際交流、語学学習に役立ち、そして平和な社会や外交関係の安定にも貢献できるのではないか。そんなことを感じさせてくれる試みを2つ、今回は紹介したいと思います。

 まず1つめは、2005年に最初にアップされ、世界中で話題になった動画シリーズ「Where the hell is Matt?」の最新版で、今年6月20日にリリースされた「Where the hell is Matt? 2012」です。

マットはいったい今どこで何をやっているのか?(Where the hell is Matt now? And what the hell is he up to?)」 CNNGo 2012年6月26日

 動画の主人公は、世界各地を旅しながら、現地の人々と一緒に独特のコミカルなダンスを踊る35歳のアメリカ人、マット・ハーディング(Matt Harding)氏。その自然な笑顔や人柄などが共感を呼び、今までに3本のバイラル動画で世界的に話題になった有名人です。

 2005年にアップされた最初のバージョンは、ハーディング氏が一人でダンスをしている様子を映したもので、約284万回視聴されました。2006年のバージョンからは「Stride」というガムのブランドがスポンサーにつき、行く先々で集まった現地の人々と踊るバージョンは、約1800万回視聴されました。そして2008年のバージョンは4300万回以上も視聴されるほどになりました。

 日本では、ハーディング氏は2010年にビザカードのテレビCMにも登場しているので、ご覧になった方も多いことと思います。

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