打倒フィリピン英会話!日本人はアメリカ人ネイティブから英語を学ぶべきだ
アジアの時代だからこそアメリカ英語を学ぶべし

2012年07月02日(月) 田村 耕太郎

成長するフィリピン人スカイプ英会話

 フィリピン人講師によるオンライン英会話レッスンが盛んである。フィリピン人が講師を務めるオンライン英会話スクールの数は今や60を超えている。料金の手軽さ---25分で100~1000円---や、すきま時間を使える便利さで支持を拡大している。そのフィリピン英会話ブームに殴り込みをかける男がアメリカ西海岸に登場した。

 スキマトークの創始者、清水幸治氏だ。スタンフォード大学と並ぶシリコンバレーのメッカ、カリフォルニア大学バークレー校のビジネススクールを卒業。アメリカ名門校在学生をインストラクターとするオンライン英会話スクール事業をアメリカ西海岸に起ち上げた。

 清水氏は「フィリピン英会話で1年間鍛えた英語が、アメリカ留学で通用しなかった」経験を持つ。アメリカでも通じる「雇用を守る英語」こそがグローバル時代の日本人に必要な英語と定義し、アメリカ名門校の学生が使う訛りのない英語を日本人に広めることを目指している。

 フィリピン英会話教室を含めた、格安のスカイプ英会話教室とどう差別化していくか?

 講師の質、使い勝手、購入障壁の低さの3点で勝負していきます。 まず、講師の質について。現在はネイティブ英語スピーカーに限っているので、当然ながら訛りがありません。英会話インストラクターの経験が豊富な学生や、インストラクターの経験はなくてもアメリカの大学受験をくぐり抜けてきた地頭の良い学生を中心にリクルートしています。

 我々は彼らを管理したりしません。代わりに生徒の評価(5つ星評価)をオープンにしています。各インストラクターは自分の評価を守るために、他のインストラクターと競争しながら、創意工夫して、熱意を持って教えてくれます。やる気や能力のないインストラクターは淘汰されます。我々が認定した評判の高いインストラクターは、現在の9ドル/25分の上限設定をはずすこともできます。結果的に、綺麗な英語を話す、優秀かつ熱意のあるインストラクターが集まるようになると思っています。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。