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夏休み目前2週間で効果がある短期決戦 いまから間に合うスーパー炭水化物ダイエット

 電車に乗るとシャツの背中を汗が流れる。ああ、なぜ日本の夏はデブに厳しいのだ。あの橋下市長も最近7kg太ったというが、彼がモテて俺がモテないのはなぜだ。そんな疑問に悩む同志たちに朗報です。

肉・酒OKで運動なし

「とくに運動するでもなく、酒を断つでもなく、夜に居酒屋で刺身や焼き鳥を食べていて、はじめの1週間で2kgやせたんです。これでもう、がぜんやる気が湧いてきましたよ。他の体験者の方では、やはり最初の2~3週間で7kgやせたという人もいましたから、即効性はあると思いますね」

 くっきりしたあごのラインに、さわやかな笑顔で語るのは、「築地王」の称号を持つ小関敦之氏(46歳)だ。かつて東京の台所・築地市場を知り尽くした美食家として『TVチャンピオン』(テレビ東京系列)で優勝した小関氏は、最終的に16kgの減量に成功。その体験を『酒呑み、肉三昧でも一生太らない食べ方』(アチーブメント出版)にまとめた。

「30代で結婚してから太り始め、ダイエット前は40代半ばで身長173cm、体重80kg超の、明らかなデブになっていた。遠慮のない姉や妹からは『醜い!』などと言われるようになっていました」(同前)

 小関氏ほど太っていなくとも、海にプールと、体を衆目にさらす機会も増える夏休みシーズン目前のこの時期、お腹のたるみが気になる方は多いだろう。

 それもそのはず、厚生労働省の発表した最新の統計によれば、日本人の成人男性のおよそ3人に1人が肥満とされている(30・4%、平成22年国民健康・栄養調査)。一方、成人女性の肥満率は21・1%。「ふっくらした体形」といえば女性的なものと思いがちだが、女性たちが美容にはげむ近年は、むしろ男性のほうがダイエットの必要に迫られているのだ。

 夏までに残された時間はそれほどない。だが、激しい運動で体をしぼるヒマも気力もない。そんなとき役立つのが、「炭水化物ダイエット」。冒頭に登場した、酒にも肉にも制限がなく、特別な運動をせずとも、短期間で効果を実感できるというダイエット法なのだ。

「炭水化物は、ごはんやパン、麺類などに多く含まれる、糖質と食物繊維の組み合わさったもの。この糖質を多く摂ることが現代人の肥満、ひいては糖尿病の原因ともなっているのです」

 そう話すのは、「糖質制限食」の提唱者で、京都にある高雄病院理事長の江部康二医師だ。

「糖質を摂取すると血糖値が上がり、肥満ホルモンであるインスリンが分泌されます。血糖はインスリンの働きにより、筋肉などでエネルギーとして使われますが、余った糖は脂肪に変えられて体に蓄えられます。

 私たちのご先祖様は、農耕を始める前は狩猟採集生活でした。今のようにコメや小麦から糖質をふんだんに摂るようになったのは、人類の歴史としてはごく最近のこと。現代では普通と思われている量でも、体にとっては糖質過多だと考えられるのです」