2012.06.28(Thu)

上海に進出しました。
式次第もなく食べて飲むだけの
中国の結婚式をもっとよくできる、
と思ったからです。

ノバレーゼ 浅田剛治

週刊現代
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 今週は、まさに"飛ぶ鳥を落とす勢い"の若手起業家が登場する。『ノバレーゼ』浅田剛治社長(42歳)。『モノリス』『アマンダン』など自社所有のゲストハウスを会場に、カップル一組一組の要望に添ったウエディングをプロデュースする手法で業績を拡大。創業6年で東証マザーズに、10年目で売り上げ100億円を達成して東証一部上場を果たした企業のリーダーだ。

 

上海に進出しました。
式次第もなく
食べて飲むだけの
中国の結婚式を
もっとよくできる、
と思ったからです。
あさだ・たけはる/'69年、大阪府生まれ。'92年、慶応義塾大学商学部卒業後、リクルートへ入社。翌年同社を退社し、父の結婚式場である東海会館華寿殿(現・シャンテ)へ。'00年、ワーカホリック(現・ノバレーゼ)を設立。東北から九州地方にかけ、ゲストハウスを設立し、現在に至る

持たざる者

 お客様の「花火を上げたい」というご要望を叶えるために、花火師の免許を取って実現させたスタッフがいます。先日は、カップルがヘリで登場し、ご来賓も遊覧飛行が楽しめる式をプロデュースしました。既存のホテルや式場は、ハコ(建物や部屋)を持っているから、演出がハコの中でできることに限られてしまいます。弊社は自社だけで結婚式のための施設を作っているから、制約がないんです。"持てる者"が強いとは限らないのでしょう。

変革の掟

 ビジネスで注意すべきは、同業者でも、景気でもなく"パラダイムシフト"だと思います。今はカップル一組一組のために式をプロデュースするハウスウエディングが盛んな時代です。しかし考えてみれば、ご結婚されるお二人が望むことを、前例にとらわれず、極力何でも叶えるのが当然だったんです。どの業界でも同じですが、こうした常識が変わる瞬間に淘汰が起きるのだと思います。

格安婚

 勇気を持って、お客様に「それはやめた方が・・・・・・」と言うのもプロの仕事であると思っています。今"格安婚"が流行っていますが、ご祝儀で儲かってしまうようなクオリティの結婚式は、出席したゲストの満足に繋がらず、ひいては新郎新婦の将来の幸せにも繋がらない、と思うんです。ご予算の中で最高の式をご提案する、そして、10年後、20年後のお祝いの日にも使っていただける、そんな式場を目指しています。

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