「英語の漢文読み」から決別せよ!エール大元准教授が直接教える、中高生を「日本の英語教育被害者」にしないための英語塾「ロゴス」の挑戦

2012年06月11日(月) 田村 耕太郎
〔PHOTO〕gettyimages

こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!

 最初に私事で恐縮だが、このたび新著「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか?!」マガジンハウス刊が発売となる。内容はこの連載で記してきたことにつながっている。「日本の教育の犠牲者になるのではなく、これからさらに世界が繋がっていく時代、自ら世界に出て多様性の中でもまれて、自分の運命を切り開く力をつけて欲しい」との思いで書き上げた。この連載でも登場してくれた人々の生の声も満載されている。若者中心にできるだけ多くの人々に手に取って頂き、「この本に出会って人生が変わった」と思っていただけたら本望である。

 さて、今回は新著の中でも取り上げている、私の畏友が東京で開校した私塾を紹介したい。彼の名は斉藤淳。私と当選同期の元国会議員で、政界を去った後エール大学で博士号(政治学)を取り、名門エールで助教授まで上り詰めた稀有な人物だ。この斉藤氏が家族の事情もあり、エール大を退職し、故郷の山形県酒田市と東京の自由が丘に英語塾ロゴスを開校した。

「日本の高校からアメリカの名門大学の学部へ進学する子供たちを増やしていこう」との大志を背景に生まれたロゴス。斉藤氏の想いも私の新著「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか?!」と同じではないかと勝手に推察する。最近この手のアメリカ学部進学指導の学校は増えてきたが、アメリカの名門大で教員までやった人物が直接指導してくれる米大学進学予備校はいまだかって日本にはなかった。

ハーバード学部教科書で議論する日本の高校生たち

 先日、自由が丘の教室を訪ねた。驚いたことにその日は、高校生たちがハーバード大学教授のジェフリー・サックス氏の著者を読み込んで経済の議論していた。すでに学部生並みのレベルの授業である。それをこなす高校生たちが日本にいるのも頼もしかった。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。