野田・谷垣会談合意でも民主党内に「クーデター決起」の可能性あり!? ~野田氏が政治生命を懸ける「消費増税政局」の行方
これから野田首相の政治生命を懸けた激動の2週間が始まる〔PHOTO〕gettyimages

 日本外交史上、前代未聞のことが出来するかもしれない---。野田佳彦首相が6月18~19日にメキシコのロスカボスで開催される主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議を欠席する可能性があるのだ。

 先に米国キャンプデービッドで開かれた主要8ヵ国(G8)首脳会議を、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「新政権発足による内政上の理由」で欠席、メドベージェフ首相が代理出席したが、その背景には外交・安全保障上のロシアの対米不信があり、優れてプーチン氏の外交判断によるものだった。

 だが、仮に野田首相欠席となれば、それは、一にかかって消費増税関連法案を巡る流動的な国内政局に起因するものである。

首相不在時にクーデターの可能性

 現時点で言えることは、野田首相がメキシコに向け政府専用機で羽田空港を発つ17日の前々日か14日に自民党の谷垣禎一総裁とのトップ会談が開かれることになるはずだ。この野田・谷垣会談で消費増税関連法案の修正合意・会期末21日の衆院本会議採決で一致を見るのではないか。

 その運びとなったとしても、野田氏にとっての懸念材料は依然として足元の民主党内の「造反」の動きである。小沢一郎元代表とその支持グループ(約100人)は既に「反消費増税」の旗幟を鮮明にしており、盟友の鳩山由紀夫元首相と同グループ(約20人)も同調する意向を明らかにしている。

 この小沢・鳩山連合に加えて、4日の内閣改造で農水相を更迭された鹿野道彦氏のグループ(約30人)や旧民社党系(約40人)など中間派の一部に消費増税関連法案先行の法案採決に異論を唱えるグループ、さらには関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に慎重論の超グループ勢力(衆参院議員117人が署名)がトップ会談合意に反発して大団円となる可能性が指摘されているのだ。

 要は、首相不在中に反消費増税勢力が宮廷クーデターを起こす心配をし始めているということである。勝栄二郎事務次官率いる財務省が、「クーデター決起」の可能性を指摘、野田首相に対しG20欠席を助言しているという情報が筆者の耳に届いている。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら