対話によって課題を解決する場「フューチャーセンター」とは? mass×mass関内にお邪魔してお話を伺ってきた
「mass×mass関内」の様子

 みなさん、「フューチャーセンター」をご存知ですか? 欧州を中心に始まったムーブメントで、様々なステークホルダーを巻き込み、「対話」を通じて地域や社会の課題を解決する場所を指します。

 日本でも少しずつフューチャーセンターが生まれており、その一つ「mass×mass関内」は港町・横浜の関内地区にあります。日本におけるフューチャーセンターの取組みを知るため、mass×mass関内を手がける関内イノベーションイニシアチブ株式会社の治田さん、入居者の寄金さんにお話を伺ってきました。

対話によって課題を解決する場

 mass×mass関内の話に入る前に、耳慣れない「フューチャーセンター」についてもう少し情報を整理しましょう。

 「フューチャーセンター」は欧州を中心に始まった、「対話による問題解決」を志向する動きです。フューチャーセンターでは、様々なステークホルダーを巻き込んだ「フューチャーセッション」が行われます。

 フューチャーセッションは、いわゆるワークショップ形式で行われます。多くの場合フューチャーセッションの目的は、直面する課題を解決するための現実的なアクションを、参加者から引き出すことです。セッションは、短くて数時間、長くて数日に及びます。

 企業や自治体がイノベーションを起こすために開設するケースが多く、例えばオランダのフューチャーセンター「LEF」は道路水管理庁によって、同じくオランダの「ダイアログ・ハウス」は民間の銀行によって運営されています。

 「フューチャーセンター」は、必ずしもハコモノが必要なわけではありません。概念としては「学校」に近く、「授業」が行われていればどこでも「学校」になりうるように、「フューチャーセッション」さえ行われていれば、どこでも「フューチャーセンター」になりえます。

 シンプルに言えば、フューチャーセンターは、組織や地域社会が抱える課題を「対話」の力によって解決するための場です。より詳しくは書籍『フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み』をお読み頂けると、より深く、このグローバルムーブメントについて理解できるでしょう。

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