2012.05.25(Fri)

仕事って好きでやるから、全力で取り組める。
逆に言えば、好きなことをやるから、責任はすべて自分で負う

ロイヤルホスト 矢崎精二

週刊現代
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 『ロイヤルホスト』社長の矢崎精二氏(61歳)は、入社3年目の'77年に東京1号店の店長へと抜擢され、接客マニュアルなどのオペレーションを構築、ファミレス業態の草創期を現場から支えた人物だ。外食産業の苦戦が伝えられる中、震災直後を除いて売り上げを伸ばし続ける。「叩き上げ」社長らしいエピソードと、現場を明るくまとめる手法を語ってくれた。

 

仕事って
好きでやるから、
全力で取り組める。
逆に言えば、
好きなことをやるから、
責任はすべて自分で負う
やざき・せいじ/'51年、福岡県生まれ。'74年に関東学院大学経済学部を卒業後、物産ロイヤルに入社。同年7月、親会社のロイヤル株式会社へ入社。業務執行役員専門レストラン事業部長などを経て、'11年1月にロイヤルホスト株式会社の社長に就任。同年3月より、ロイヤルホールディングス株式会社の常務取締役を兼任

 

運命に従う

 飲み会のカラ返事で人生が決まったんです。新卒で入社したのは三井物産とロイヤル(現ロイヤルHD)が共同出資した子会社でしたが、新人研修で福岡にあるロイヤル本社へ行った。その研修期間の打ち上げの日に、赤ら顔のロイヤルの営業部長から、「子会社より本社の方が面白いぞ。こっちに残るか?」と言われ、僕も酔った勢いで「面白いなら!」と言ったところ、翌日、自分だけ帰りのチケットがなかった。

一番の長所

 研修時、レストランでハワイ料理のフェアを開催中にパイナップルを売るコンテストが行われ、1位を獲ったことが目にとまったようです。店内放送で「ハワイからとれたてを飛行機で直送!」とか「現地ではお盆にパイナップルをお供えいたします。この機会に~」などと冗談を言ったら、お客さんが大笑いしながら次々買って下さったんですよ。よくも悪くも仕事を楽しんでいました。前向きに、物事にチャレンジする精神は今も大事にしています。

ふざけるな

 レストランの店長って大変なんですよ。急な病欠者が出て、周りの社員を手伝って食事もとらず皿を洗っていたら、従業員は休憩して客席で談笑していた。その状況を見て思わず「ふざけるな!」と怒鳴ったら、みんな帰っちゃった。社員に帰られた時は、寮までビールを持って謝りに行ったこともあります。

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