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赤貧ルポどっこい生きている!勝ち組ビンボーたちの「驚愕!0円生活」

「家出掲示板」で他人の家を泊まり歩く/炊き出しに並んだり、タカりまくって食費ゼロ/片道30kmはチャリ圏内/飲み込んで尻から出てきた差し歯も再使用・・・

「最近、おカネが厳しくて・・・」

 そんな会話が挨拶がわりになっている読者諸兄も多いだろう。国税庁の民間給与実態統計調査(平成22年度)によると、民間企業で働く人が1年に受け取った給与の平均は412万円で、1989年並みの低水準に留まっている。一方で生活保護を受給している人は今年1月時点で209万人を突破。昨年7月以降、過去最多を更新し続けているのだ。しかし、今回紹介するのは、格差社会のド底辺で逞しく生きるビンボーの達人たちだ。

「今のご時世、0円でも生きていける」---そう語る勝ち組ビンボーとも言うべき彼らの生活は、あなたの人生観を百八十度変えるかもしれない。

(1)医療費0円のフリーター

「20代の頃から借金生活に突入、ヤクザが家の前に来るというドラマのような修羅場もくぐってきました。現在は家賃3万2500円のボロアパートに住み、知人への借金200万円を毎月返済しています。現在、働いている佐川(急便)の仕事には、交通費を浮かせるために、自宅がある世田谷区から片道1時間半かけて自転車で通勤。

 仕事が深夜なので、四十路の体に往復3時間のチャリ通いはしんどいですね。ただ、これも遠距離恋愛中の彼女のためです。借金を返済した暁には、プロポーズすることを決めています。彼女には2歳の連れ子がいるんですが、こいつがとっても可愛くってね。未来の息子のためなら、貧乏生活も苦にならないんですよ」

 妙に男前な〝貧乏譚〟を笑いながら語るのは、プロレス雑誌の元編集者で現フリーターの阿修羅チョロ氏(40)だ。シッシッシッ・・・笑いとともに独特な呼吸音が漏れ出す彼の口元を見て、ギョッとしない人はいないだろう。数本を残してほとんどの歯が抜け落ち、口全体が〝穴〟のように見えるのだ。年季の入った黄色い差し歯を指さして、チョロ氏が説明する。

「20代後半の頃に、あるイベントで女子レスラーのミドルキックをモロに食らっちゃったんですよね。その衝撃で前歯が1本半吹っ飛んだんですが、万年金欠だったので歯医者なんて贅沢できるワケない。体には悪いと分かっていながら、アロンアルフアで応急処置的に止めておいたんです。でも、抜けては止め、抜けては止めを繰り返しているうちに、周りの歯がどんどん溶けていきました。その都度、差し歯にしていたんですが、今残っているのは差し歯9本だけ。でも意外と飲み食いには困らないものですよ。歯磨きもラクですし」