賢者の知恵
2012年04月29日(日)

『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』著者:適菜収  【第2回】
「B層、つまり『少し頭の弱いサヨク』に支配された『日本の政治』」

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第1回はこちらをご覧ください。

なぜ言葉が軽くなったのか?

 おかしなことを言う政治家が増えました。

 そしてその「おかしさ」の質が年々変化してきているように感じます。

 つまり、完全に向こう側の世界に住んでいる政治家が増えている。

 神奈川県の黒岩祐治知事は二〇一一年の知事選の際、「四年間で二〇〇万戸分の太陽光パネル設置」を公約として掲げました。もちろん、それが不可能であることはサルでもわかります。同年三月一一日に発生した東日本大震災および福島第一原子力発電所事故による社会の混乱に乗じた悪質な詐欺です。

 ところが、この詐欺師が知事になってしまった。これが今の日本社会です。

 同年一〇月、記者団が公約の不履行を追及すると、黒岩は「あのメッセージは役割を終えた。忘れてほしい」と返答します。

 小泉純一郎は「この程度の約束(公約)を守れなかったことはたいしたことではない」と言い、民主党は「マニフェスト(公約)は努力目標だ」と誤魔化しましたが、「忘れてほしい」というのは前代未聞です。わが国の政治腐敗が新たな段階に入ったということだと思います。

 そういう意味では、民主党は人材に欠くことはありません。

『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』
著者:適菜 収
講談社プラスアルファ新書
定価880円(税込み)

◎内容紹介◎

19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人 は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を明らか にしていきます。B層=近代を妄信するバカの行動パターンを分析することで、今の時代の病を浮き彫りにします。

 

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