藤巻幸大 第4回 「人生の師である上司の慰留を振り切って伊勢丹を辞めた・・・その後の強運」

撮影:立木義浩

第3回はこちらをご覧ください。

シマジ 先週は藤巻さんが"解放区"を立ち上げて、やっと成功の光が射し込んできたところで、ネスプレッソ・ブレイク・タイムでしたね。

藤巻 そうでしたね。では最初にネスプレッソを一杯いただけませんか。

立木 幸大ちゃん、また満を持してしゃべりまくろうって顔してるじゃないの。

藤巻 シマジさんとの対談でおまえはよくしゃべるね、って三越伊勢丹ホールディングスの大西社長にも昨日言われたばかりです。どうもシマジさんと会うとぼくは"人テンカン"を起こすらしいです。そうそう、"解放区"を立ち上げたときにはやっぱり理解ある上司と運命的に巡り会ったんです。

シマジ わかるね。大きな組織のなかで自分の思うことをやろうとすると、どうしてもそれをよく理解してくれる上司の存在が必要だよね。おれも『Bart』を創刊したときは、上司の若菜さんと長野さんの後押しがなかったら実現できなかったものな。常務会に呼ばれたとき、おれも"人テンカン"になったように、こういう気位のある雑誌を創刊したい、と口角泡を飛ばして説明した。長野常務が「堀内社長、シマジの情熱に騙されてやってみましょうよ」と言ってくれたとき、おれは涙が出てきましたね。

立木 今日はシマジも乗ってるじゃないの。

シマジ いやいや、このへんでおれの話は終わりですわ。