大反響! 高校生にかけがえのない夏を
海外大学のサマースクールへ挑戦し、グローバル体験を成功させるにはどんな準備が必要か?

2012年04月23日(月) 田村 耕太郎

 前回大きな反響を呼んだ、ハーバード大学のサマースクール紹介。今回はハーバード大学以外の有意義なサマースクールについて、ハーバード大学のサマースクールにお嬢さんを送り込んだ加藤さん(仮称)に聞いてみた。お子さんにひと夏のグローバル体験を持たせる機会についてぜひ参考にしてほしい。

――前回お聞きしたハーバードSSP以外に、海外大学で行われる中高生対象サマースクールにはどんなものがありますか?

加藤 スタンフォードにもハーバードに似たものがあります。それはHigh School Students, ages 16-17プログラムというもの。これはTOEFL iBTに加えてPSATまたはSATのスコア証明書も提出せねばならず、ハーバードSSP同様、それなりに競争率の高いものです。

 そういった、いわば学部入試に準じた出願手順を経るものもあれば、選考基準を厳密に定めず気軽に参加できるものや、ESLコース(英語が母国語でない生徒向けの英語クラス)を設けているものもあります。

 あるいは、オックスフォードのUniversity Preparation: 16-18sのように、世界の大学入学試験であるIELTSやSATの攻略法を学ぶものもあります。大学名を冠したプログラムの中には、大学が主催するものと、施設は大学のを使用するけれども運営する母体は別業者というものがあるので、ご留意ください。

――帰国子女でない日本人中高生にとって大きなハードルとなるのがTOEFL。これを、受験しないで参加できるプログラムには、どのようなものがありますか?

加藤 アメリカやヨーロッパの様々な大学を舞台に行われるサマーディスカバリーは、とてもお薦めです。高校生のみならず、日本の中学3年生にあたる9年生からアプライできるコースがいくつかあります。

 内容も多岐にわたり、例えば、ペンシルバニア大学で調理学の実習付きコースや、イタリアのフローレンス大学でファッションデザインのコースなどは、大人でも参加したくなるくらい楽しそうで魅力的です。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。