ソーシャル・ネットワーク界に新風!
中毒的な魅力を持つ写真投稿サービス「ピンタレスト」

次世代SNS「Pinterest」のトップ画面

 みなさんは、2010年3月に設立されたピンタレスト(Pinterest)というSNSサービスをご存じだろうか。いま、米国で急成長を続けており、2年ほどで一気に米SNS業界3位に上り詰めている。各種報道によれば、同社は約1億5,000万会員を集め、1日220万人、月間では1,200万人のアクティブ・ユーザーを抱え、活況を呈している。

 急成長を続けているため、最近は多くのメディアがピンタレストを紹介している。今回は、新世代SNSのピンタレストについて私なりの考えを披露してみたい。

フェイスブックとの差が広がる「Google+」

 米国のソーシャル・ネットワークといえば、大型上場を間近に控えたフェイスブック(Facebook)の1人勝ちと言われてきた。約1年前、グーグル社のラリー・ペイジ氏は「SNSへの挑戦」を旗印にCEOに就任し、「F vs. G戦争」が始まるかと期待されたが、同社のSNS「Google+」は会員数こそ伸びているがメンバーの活動がない"ゴーストタウン"と呼ばれている。

 ソーシャル・ネットワーク・サービスの目的は、友人や知人とのコミュニケーションを円滑に進めることにある。特にフェイスブックは、メールやチャットといった通信手段だけでなく、アプリケーションを提供することで、飛び交う情報を「ソリューション(解決策)」へと発展させようとしている。

 こうした「プライバシーの確保」「コミュニケーションの円滑化」「一生を通じた情報の蓄積」「アプリケーションによる合理化」という同社の戦略は、個人のネット活動を円滑に進めるライフスタイルにおけるプロダクティビティー向上を狙っている。この辺が単なる広域コミュニケーション・ツールとしてのツイッターとは大きく違う点だろう。

 グーグルのSNSサービスGoogle+も、加入者数では健闘している。特に話題になったのは、自分の属するコミュニティー毎に情報の流れを作り出す「サークル」という試みである。ひと口に友人・知人と言っても「会社の同僚」や「ご近所さん」、「趣味の友人」などその属性はさまざま。こうした違うコミュニティーに細かく対応する事でGoogle+は特徴を出そうとした。

 ただ、会員数は伸びたものの、実際の書き込みや写真のアップ、ゲームなどSNS内で活動が活発化せず、先行するフェイスブックとの差は広がるばかりだ。

米アクティブ・ユーザー数3位に躍りでたピンタレスト

 一方、2010年3月に設立されたピンタレストは、月間の訪問者数で第3位に躍進している。もちろん、トップを走るフェイスブックとは大きな差があるが、2011年の夏から毎月1000万人前後でアクティブ・ユーザーを増やしており、その成長率はSNS業界のトップを走っている。