勝間和代「日本の正論」

勝間和代(経済評論家)×村木厚子(内閣府政策統括官兼待機児童ゼロ特命チーム事務局長)vol.1 「これまでの少子化対策はなぜ失敗だったのか」

2012年04月14日(土) 勝間 和代
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〔左〕村木厚子さん(内閣府政策統括官兼待機児童ゼロ特命チーム事務局長)と〔右〕勝間和代さん(経済評論家)

勝間: 民主党の幼保一体化政策は、まず「子ども・子育て新システム」という名称を何とかしたいですね。いかにも無味乾燥で、これでは誰も何のことだかサッパリわかりませんよ。

村木: 多分、幼稚園と保育所を一体化した施設は法律上「総合こども園」という名称になりそうなので、施設の名称の方はだんだんみなさん馴染んでくださると思っているんですが、システムのほうはどうですかね。

勝間: この名称が決まったのは5、6年前ですか?

村木: 民主党政権になって最初の基本制度案要綱を作ったときには、もうそういう名称になっていましたので政府ベースでは今から2年ほど前でしょうか。

勝間: いつの間にかそうなっていたような印象ですよね。

村木: 「子ども・子育て新システム」を略すと「新システム」。ますます何のことだからわからない(笑)。

勝間: コンピュータの新しいシステムですか?といわれてしまいます。ちょっと残念ですね。

村木: 新システムという名前が法律上あるわけではないのでいい呼び名があればそれを使いたいですね。私が勝間さんと最初にお話しさせていただいたのは3年くらい前ですよね。私が勝間さんたちに「にっぽん子育て応援団」の設立に力を貸していただけないかというお願いでしたね

 あれは「高齢者介護の問題では100万人も応援団がいるのに、なんで誰も子育てを応援してくれないんだろう?」との思いがあって、子育てについても応援団を作ってくれたっていいじゃないかということで、まず介護の応援団を作った樋口恵子さんのところへ行ったんです。

 そのときに樋口さんに言われたのは、「1.57ショック(1989年の合計特殊出生率が1.57となり、丙午のため過去最低だった1966年の1.58を初めて割り込んだこと)以降に、政府がいったいいくつ子育てについてのビジョンやプランを出したか数えてごらんなさい」ということで、数えてみたらあの時点で結構あったんですよ。

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