2012.04.12(Thu)

唐辛子の成分が心臓病予防に効果!

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 香港中文大学のZhen-Yu Chen教授らが、2012年3月25日~29日に米国・カリフォルニア州サンディエゴで開催されたACSアメリカ化学会243回総会で発表した研究で、唐辛子に含まれる辛味成分であるカプサイシンに、心臓病を予防する効果があることが明らかになりました。

 教授らはこれまでの研究で唐辛子(チリ)類の植物を使用した食品には、高血圧の人の血圧や血中コレステロールを低下させる作用があることが示唆されていることから、唐辛子類植物の、どの成分が心臓の健康にどのように影響しているのかを、ハムスターを使用した実験により詳しく研究しました。

 研究の結果、唐辛子に含まれる辛味の成分であるカプサイシンとその同系の化合物は、まず一つ目として体内に蓄積されたコレステロールを減らし、また排泄する量を増加させることで、コレステロールのレベルを低下させていること。二つ目として動脈を収縮させ心臓や体に行き渡る血流を減らしてしまう遺伝子の作用をブロックし、血管を流れる血流量を多くする働きをしていること。以上2つの作用によりカプサイシンが心臓の健康に寄与していることがわかりました。

 またカプサイシンが減らしているコレステロールはLDL(悪玉)コレステロールだけでHDL(善玉)コレステロールには影響がないこと、さらには血流量を減らし、血管を硬化させる血管壁に沈着したコレステロールを薄く小さくする可能性も、データから示唆されたということです。

 最後に教授は唐辛子が心臓の健康に良いからと言っても、あまり多量には食べないように、バランスのよう食事を心がけるようにして欲しいとしています。

医療ジャーナリスト 宇山恵子
243rd National Meeting and Exposition of the American Chemical Society (ACS) ACSプレス・リリース 2012.3.27

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