雑誌
本当にいいの?どこがいいの?『週刊ダイヤモンド』選定 第1位に輝いた老人ホームを見に行った!

 老後の「終の棲家」と信じて入ったのに、ひどいところだった---。こんな悲劇を避けるために知っておきたい「最高の老人ホームがやっていること」。何が大切なのか、訪ねてわかった真実を教えます。

352対48だけど

 人生の最終ステージを心安らかに過ごしたい。病気や人間関係に悩まずにすむ環境に身を置きたい---。これは、超高齢化社会ニッポンに住むすべての人々に共通する思いだろう。

 そう願う私たちにとって、大いに参考になるリサーチ結果がある。『週刊ダイヤモンド』誌(3月31日号)が特集している「老人ホームランキング」だ。

高級マンションの部屋のような「エデンの園」の居室と建物の外観

 同誌恒例のこの企画、今回は全国の「介護付き有料老人ホーム」1721施設を格付け。具体的には、
(1)入居率
(2)看護・介護体制の充実度
(3)介護福祉士の介護職員に占める比率
(4)事業経験年数
(5)介護職員(常勤)の退職率
(6)夜間看護体制の状況
(7)個別機能訓練の有無
(8)医療連携の有無
---の8個の指標について、すべてのホームを採点した。そして、要介護・要支援の入居者が大半を占める「介護型」と、まだその必要のない入居者が多い「自立・混合型」に分けて、合計得点の順にランキングを作成している。

 満点は100点。そして今回、見事にその100点満点を達成して1位に輝いたホームが3つある。千葉県松戸市の「松戸ニッセイエデンの園」(以下「エデンの園」)、愛知県日進市の「シルバーホームまきば」(以下「まきば」)、大阪府高槻市の「サンシティ高槻」だ(3施設とも自立・混合型)。

 同誌の前回の「老人ホームランキング」特集('10年10月23日号)では、ランキングは都道府県別のみで全国のものは出していないが、エデンの園が95点で千葉県の1位、まきばも95点で愛知県の1位、サンシティ高槻は87点で大阪府の1位だった(いずれも自立・混合型での順位)。当時から実力のあったホームが、今回さらに評価を上げ、満点を獲得したわけだ。

 高得点ならば、本当にいい施設なのか。どんなところがいいのか。その秘密を探るべく、エデンの園とまきばを訪ねてみた。

 この2つのホームは対照的だ。エデンの園が居室数352室、入居定員456人と、老人ホームの中でもトップクラスの大規模施設なのに対し、まきばは48室、55人と小さい。

入居者たちに人気の大浴場

 入居に必要な費用も異なる。『週刊ダイヤモンド』によると、エデンの園に1人で入居する際の「5年総費用」は、最も安い場合で4494万円。これは、入居一時金2920万円に介護金221万円、健康管理金494万円、さらに管理費(毎月6万7725円)と食費(1日3食で2520円)の60ヵ月分を加えたもの。

 それに対し、まきばに1人で入居する場合の5年総費用は、最低で2336万円。内訳は、入居一時金1500万円と介護金に、管理費(毎月8万9250円)と食費(毎月5万円)の60ヵ月分。エデンの園の方が、かなり多くのお金がかかる。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら