経済の死角

東京では分からないハシズム台風、猛烈な勢い 生データ公開衆議院48選挙区4800人に本誌がアンケート 橋下「維新の会」
近畿地区で全勝!前原、谷垣も落選民主、
自民は歴史的大惨敗

2012年04月09日(月) 週刊現代
週刊現代
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 この男にとって「独裁者」などという批判は、屁でもないのだろう。むしろ批判されるほど、「改革者」のイメージが増幅され、熱狂の渦が沸き上がる。「維新」という名の台風は、西から吹いている。

前原、樽床は大差で負け

「既存政党に期待できないから」(42歳男性)

「何だかんだと言って、行動に移さない政治家が多いなか、すべてが正しいとは限らないが、行動を起こす、決断をする姿勢は評価できると思います」(52歳男性)
「とりあえずの政策・対策ではなく、根本的に制度を見直していこう、という気持ちを感じる」(31歳女性)

 独裁者、ハシズム、ヒトラー・・・・・・。東京では政治家や識者が、橋下徹大阪市長がいかに危険な存在かを喧伝している。自民党の谷垣禎一総裁も地元・京都の講演で、橋下氏について、

「政党政治が駄目だということで昭和10年代に日本で軍部が出てきた。ヒトラー、ムッソリーニが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」

 と警戒感を露わにした。

 冒頭に挙げたのは、その谷垣氏の選挙区である京都5区で、「いま衆院選があるなら橋下『維新の会』の候補に投票したい」と答えた有権者に、その理由を聞いたものである。橋下氏には批判的な有権者でも、いまの政治に嫌気が差しているという点において、こうした声に同調する人が大半ではないか。

 批判が上がれば、その批判者の名前を挙げながら激しく反論するのが橋下氏の特徴的な政治手法。その是非はともかく、関西風に言えば、極めて「リアクション芸」に秀でた政治家であり、それが関西人の心を掴んでいるのは間違いない。

 では、実際のところ、橋下氏および「大阪維新の会」は近畿地区でどのくらいの支持を集めているのか。

 本誌は3月27日、近畿2府4県の衆院選全48小選挙区の有権者各100人、計4800人を対象に緊急アンケートを行った。調査は専門業者がインターネットを使い、組織票や一人の人間が複数回、回答できない仕組みになっている。質問内容はいたってシンプルで、(1)いま衆院選があったらどの党の候補に投票したいか、(2)橋下市長を支持するか、そしてその回答理由を問うものだ。

 結果は、いくら橋下人気が高い近畿地区とはいえ、驚くべきものだった。

 橋下「維新の会」、48選挙区で全勝---。

 そう、問(1)については、すべての選挙区で「維新の会」が自民や民主を抑えトップになったのである。

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