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ここのところ増殖中!!喋りすぎるクルマ大研究

 喋りが好きなのは近所のおばさんと関西漫才師だけと思ったが、最近のクルマ、もう喋る喋る。

 カーナビをはじめ、ETC装置、レーダー探知機など説明的な言葉や注意を促す言葉をこれでもかと喋りたおす。トラックの「右に曲がります。ご注意ください」

「バックします」などに代表されるように、日本人特有の丁寧な姿勢の表われなのか、クルマのなかの最新機器は喋るものがホント多い。

 とかく、親切心とおせっかいは紙一重といわれるが(!?)、なかには「そこまで喋らなくてもいいわい!」とツッコミを入れたくなる場合も。そこで、自動車メーカーの純正カーナビや市販ナビを中心に「いったい、どんな喋りがあるの?」を実際の言葉の事例とともに探った。インパクトのある喋りもありますよ!

なぜこんなに喋るようになったの?

 実際の喋り言葉を探る前に、なぜカーナビなどの車内機器は最近〝おしゃべり〟になったのか? をカー用品に精通する松平智敬氏にきいてみた。

「思えば、カーナビが普及し始めた'90年代、〝あれば便利な機能〟のナンバー1が音声案内でしたね。それから四半世紀近くたち、ナビはたいへんおしゃべりに! ユーザーの要望だけでついた機能ではなく、画面を見なくても情報が認識できるように、メーカーが安全性を考えた結果なんですよ。

 クルマに乗れば『行ってらっしゃい』。走っていれば『交通事故多発地点です』と便利といえば便利だけど、場合によっては〝大きなお世話〟と思うケースもありますね」

 あ、担当が感じていた〝おせっかい〟、松平さんも同じなのね。でも、最近は安価なPNDが増えてきたことで、〝おしゃべりナビ〟の販売台数はやや鈍化傾向にあるそうだ。

「でも、声優の声で案内するタイプが注目されるなど新しい動きも。要するに、音声案内にもさらなる進化が求められてきているのが現状です。この先、どうなるか? AI機能を付加して会話を成立させることは充分に考えられますね。『彼女とケンカしちゃってさ・・・』『だいじょうぶ。私が恋の道案内をしてあげるわ』なんていうの、ちょっといいと思いませんか?」

 松平さん、空想しすぎかも(笑)。ということで、安全性を重視してこそのナビの過剰なまでの喋り、チェックしましょ!

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