経済の死角

憤怒のレポート/国民に〝年金大減額〟を強いる一方で「国会議員年金」が血税を吸い尽くしている!

2012年04月06日(金) フライデー
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消費税増税につながる「社会保障と税の一体改革」への道筋をつけた菅直人前首相の受給額は約455万円
消費税増税には反対の立場の小沢一郎元幹事長。現職議員の中では最も高い532万円以上の受給資格がある
消費税を10%に上げて、年金納付を全額税方式に変えるのが持論の麻生太郎元首相の受給額は約448万円
新憲法制定議員同盟の定例会に出席するなど〝生涯現役〟を貫く中曽根康弘元首相の受給額は742万円

 中曽根康弘742万円、小沢一郎532万円、菅直人455万円、麻生太郎448万円!実は1年間にこんなにも手厚い年金を貰える国会議員がゴロゴロいるのだ。'06年に制度が廃止されたにもかかわらず、こんなデタラメが通っていいのか!

「国民は25年間納めなければ、年金の受給資格を得られませんが、国会議員はたった10年間で高額の議員年金を受け取ることができた。そんな特権が、いまなお国民の税金によって維持されている。国民には年金受給開始年齢の引き上げや、消費税増税を突きつけておきながら、これでは、お手盛り年金と批判されるのも当然です」(経済評論家・荻原博子氏)

 巨額の年金消失が社会問題となっているAIJ事件では、運用資金(掛け金)がなくなれば、予定していた年金受給など吹き飛んでしまうことを改めて思い知らされた。しかしその掛け金=収入がないにもかかわらず、ちゃっかり国民の血税を使って運用されている年金制度があることを知っているだろうか。国会議員年金である。国民をバカにしたその実態をレポートしよう。

「廃止」はまやかし

 国会議員年金は、正式には「国会議員互助年金」という。衆参両院の議員とも、月10万3000円の掛け金が給与(歳費)から天引きされ、10年間納付すれば、引退後、65歳から年金が支給され、生涯にわたり受け取ることができた。過去形で書くのは、民間に比べてあまりに恵まれ過ぎていると批判を浴び、小泉政権時代の'06年に廃止されたからである。

 国民年金(基礎年金)と比べると、掛け金こそ、国民年金の約1万5000円('11年度)の7倍近いが、荻原氏も指摘するように、納付期間が国民年金の25年以上に比べて10年以上と短く、支給額も4~5倍だ。国会議員が10年間で収めた保険料は、支給開始から約4年で回収できる超優遇年金だった。廃止されて当然だが、実は、この廃止は「まやかし」に過ぎない。

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