社長の風景

社長だって失敗する。格好悪いけど、そんなときはきちんと社員に謝る。
すると社員も心を開いてくれるんですよ

エポック・ジャパン 髙見信光

2012年04月29日(日)
週刊現代
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 料金体系がわかりにくいなど、旧態依然としていた葬儀業界に改革をもたらし、躍進を続ける企業がある。家族や親族が主人公の『家族葬』を行うエポック・ジャパンだ。料金体系が明確なことで人気を呼び、十数年で全国チェーンにまで成長した。率いるのは、葬儀社の2代目に生まれた髙見信光社長(44歳)だ。

 

社長だって失敗する。
格好悪いけど、
そんなときは
きちんと社員に謝る。
すると社員も
心を開いてくれるんですよ
たかみ・のぶみつ/'67年、宮崎県生まれ。'91年、上智大学経済学部卒業後、外資系の信託銀行に入行。'96年にMBA取得のため、アメリカ・メリーランド州立大学へ留学。'98年、父の立ち上げた宮崎の葬祭会社「みやそう」に入社し常務に就任。'00年7月に若手の葬儀関係者に声をかけエポック・ジャパンを設立。現在に至る

季節商売?

 いままでご葬儀が高かったのには、理由があります。葬儀社はいつご依頼をいただくかわからず、しかも24時間態勢で待つ必要がある。冬になると、夏の倍以上のご葬儀が行われるという需要の変動があるのに、季節ごとに人を減らすわけにもいかない。実はかなり、人件費や固定費のコントロールが難しい商売なんです。

 看病に疲れたご家族が、さらに葬儀になると、故人とどんなご関係だったかわからない方にご挨拶をされ、来られる方の序列を気にされて・・・ご葬儀をするとぐったり疲れている場面を見て、「変えなければ」と思ったんです。遺族が知っている範囲での葬儀なら、見栄をはる必要もない。価格も抑えられる、それが『家族葬』を思いついたきっかけでした。

右向け左

 いつからでしょうか。常識や他人が教えてくれたことに対して「本当は違うんじゃないか」と考える人間になっていました。子供の頃から、医者になった優秀な兄と比べられてきたから、一般的な考えとは違う方向に行こう、としていたのかもしれません。

水を飲む

 宮崎の田舎の生まれです。4~5人の悪い仲間と学校をサボって、じゃんけんに負けたら水を一気飲みするとか、どうしようもない遊びをしていました。水を飲み過ぎ、一日に体重が5kg増えた時は、我ながら「ここまでできるのか」と感心しましたね(笑)。

世に憚る

 当時、学校をサボっていたヤツほど今も元気で、いい顔をして生きています。他人の価値観で生きている人には、「代わり」ができてしまうからでしょうかね。

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