アメリカの白熱教室を経てシリコンバレーで子育てと"世界一の仕事場"を楽しむ!
女子高生がボーディングスクールに飛び込んだ理由 vol.1

2012年04月02日(月) 田村 耕太郎
ハーバードビジネススクール〔PHOTO〕gettyimages

 

 ハーバードビジネススクールを卒業し、グーグル本社に勤務する石角友愛さんから献本いただいた新著『私が白熱教室で学んだこと』(阪急コミュニケーションズ刊)がおもしろい。

「リベラルアーツカレッジ→ハーバードMBA→グーグル」と聞けば、「なんだ。我々には縁遠いスーパーエリートの話か」で終わってしまう。だが、この著書を魅力的なものにしているのは、帰国子女でもなく、日本の高校に通う女子高生であった著者が一念発起して高校の途中からアメリカに単身乗り込み、様々な障壁にぶち当たりながら、それを克服する様子が赤裸々に語られているからである。

 高校生まで英語もしゃべれず、外国の生活や文化に直接触れることのなかった石角さんの体当たり、アメリカ高校、学部、ビジネススクール体験記なのだ。是非ご一読をおすすめしたい。

 彼女のケースでさらに興味深いのは、ビジネススクールで伴侶を見つけ、結婚し、MBA修了の5日前に出産まで果たしていることだ。結婚や出産とキャリアや留学の両立に迷いを感じる方々の参考にもなると思う。

 シリコンバレーで子育てに仕事に、そしてさらなる学びに奮闘する著者に試みたインタビューを2回に分けて披露する。今回は、海外生活体験のない女子高生がアメリカ留学を決意し、アメリカのボーディングスクールに飛び込むまでを中心に紹介したい。




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田村 耕太郎

(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学上席研究員、ハーバード大学研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。
国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社取締役東京支社長。
1963年生まれ。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了、東京大学EMP修了。
2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。
シンガポールの国父リー・クアンユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。
2014年8月、シンガポールにアジアの地政学リスクを分析するシンクタンク「日本戦略情報機構(JII)」を設立。また、国立シンガポール大学(NUS)リー・クワンユー公共政策大学院の兼任教授に就任し、日本の政府関係者やビジネスリーダーに向けたアジア地政学研修を同校教授陣とともに実施する。
著書に『君に、世界との戦い方を教えよう 「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』などがある。