クラウド技術の真骨頂
ビジュアル・クラウドの大衆化はもうすぐ

クラウド・ビジュアル・コンピューティングの解説をするカール・バス氏(CEO、オートデスク)写真撮影:筆者

 みんなが使えるビジュアル・コンピューティングを生み出す。それが我が社の将来を決める---そう言い放つのはオートデスク社のカール・バス氏(CEO)だ。CAD(コンピュータ支援設計システム)といえば各種工業製品から建築や造園などの設計まで多種多様な側面で利用される。直接、私たちに見えなくても、なくてはならない技術だ。

 オートデスクはCADからアニメーションやシムレーションまで、各種映像処理をおこなうビジュアル・コンピューティングの大手として知られる。プロフェッショナル市場を得意とする同社はいま、クラウド技術を駆使してコンスーマ市場に参入しようとしている。今回は、クラウドでも、もっともホットなビジュアル・コンピューティングを紹介してみたい。

デジタルカメラで3Dモデルを作る

デジタル写真から3Dモデルを作る123D Cachのホームページ

 オートディスク社の「123D Catch」というサイトをご存じだろうか。これは普通のデジタルカメラで撮った写真を組み合わせて、3Dモデルを簡単に作ることができるホームページだ。

 たとえば、子供が作ったレゴの模型を色々な角度から撮影し、このサイトにアップロードすると、自動的に3次元のモデルにしてくれる。時間が掛かる複雑なものは、できあがったら電子メールで知らせてくれる。また、このサイトでは3Dプリンターによるプリントアウト・サービスもある。

 「3Dプリンター」という言葉を初めて聞く方も多いだろうが、その名の通りコンピュータにつないで「立体構造物」をプリントする機械だ。たとえば、工作機械のように立体から切り出すタイプや練り歯磨きのような速乾性プラスチックを使うもの、段ボールなどに切り出して後で組み合わせて立体にするものなど色々ある。

 123D Catchではプラスチックや段ボールの3Dプリンターが利用できる。これを使えば、飼っているペットの写真を撮って、ミニチュアモデルにして持ち歩く...なんてことができる。ペット好きにとっては、魅力的アイテムかもしれない。

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