永田町ディープスロート

「KYロボット」
岡田克也を
副総理にして大失敗

2012年04月08日(日) 週刊現代
週刊現代
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ワタシハマチガッタコトハシテイナイ[PHOTO]gettyimages

 岡田克也副総理が、自分のやったことを棚に上げてすっかりおかんむりだ。周囲にこんな怒りをぶつけているという。

「私は大連立なんて話は一切していない。マスコミの作り話だ。それに、政治家同士が会って話をするのがなんで悪いんだ」

 3月に入ってから岡田氏が自民党の幹部クラス数人と次々に接触し、消費税増税法案での連携を持ちかけたことが明るみに出た。会談した一人、川崎二郎元厚労相は記者たちにはっきりと語っている。

「岡田さんからは法案成立を前提とした話し合い解散や連立の話も出ましたよ。でも自民党はあくまで法案採決前の解散を求めているから、明確に断った」

 川崎氏は谷垣禎一自民党総裁の側近だけに、ためにするリークという面もあるのは確かだが、虚々実々の駆け引きは政界の常。でも岡田氏にそんな「常識」は通じない。

「私は会ったかどうかも言わない主義なのに、向こうは勝手にぺらぺらとしゃべる。不愉快だ」

と、怒りの矛先を自民党にも向けるのだ。民主党ベテラン議員が呆れ顔で語る。

「増税法案をめぐる重要な局面に、副総理である岡田さんが自民党幹部に会うこと自体が相当に重大な意味を持つ。話の中身が真実か嘘かなんていうレベルの問題じゃない。そんなこともわからないなんて、子供か」

 根回し無視の岡田流は身内の怒りも買う。輿石東幹事長は、「オレはなんにも聞いていないぞ!お前らは知っていたのか」と岡田系議員に噛みついた。自民党との大連立は反増税姿勢を強める小沢一郎元代表の排除につながり、党分裂回避のために腐心してきた輿石氏のハシゴを外すような行為だからだ。

「岡田副総理起用は野田(佳彦)総理の肝煎り人事だし、総理自身が谷垣総裁と密会したことも発覚している。輿石さんは、岡田さんの動きの背後に総理の意思があると見ている節もあり、増税非協力に舵を切る心配も出てきた」(前出のベテラン議員)

 大連立による政局安定どころか、党の混乱に拍車をかけるだけの「制御不能なKYロボット」岡田副総理。野田総理は任命責任を痛感しているだろうか。

『週刊現代』2012年4月7日号より


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