2012.03.15(Thu) 岡田 真理

新進女性ライターによる食とカラダの新連載スタート!
「メジャーリーガーはカップ麺を食べるのか?」

筆者プロフィール&コラム概要
バリー・ボンズ(元サンフランシスコ・ジャイアンツ)〔PHOTO〕gettyimages

 昨年公開されたブラッド・ピット主演映画『マネーボール』の中で、メジャーリーガーがロッカールームでカップ麺を温めているシーンがあった。

 ---メジャーリーガーが、カップ麺なんか食べるのか?

 そう思った私は、現在メジャーリーガーとして活躍しているあるピッチャーに「あれは映画だけの話ですよね?」と問いかけたところ、やはり「カップ麺を食べている選手は見たことがない」とのこと。

 かつてはバリー・ボンズ(元サンフランシスコ・ジャイアンツ)が日本のカップ麺を気に入っていて、トレーニングの合間に食べているという話もあった。映画の舞台は2002年。もしかしたら、その当時はカップヌードルを食べるメジャーリーガーが他にもいて、それを忠実に再現していたのかもしれない。また、日程的にも経済的にも過酷な状況でプレーをしているマイナーリーガーの中には、カップ麺などのインスタント食品やファーストフードに頼らざるを得ない選手が、きっと今でもいるだろう。

 カップ麺が決してヘルシーな食品ではないということは、誰しもなんとなくわかっているはず。それでも、最近のカップ麺はインスタント食品のわりにはおいしくて、値段も手頃だからつい食べてしまう。ヘルシーではないということは、"なんとなく"わかってはいるけれど・・・。

 それではズバリ、最近の一流アスリートはなぜカップ麺を食べないのか。

 カップ麺の主成分は炭水化物と脂質だが、炭水化物は大切なエネルギー源ではあるものの、当然ながらそれだけでは筋肉もつかず、疲労回復もスムーズにできない。もしカップ麺でお腹が膨れてしまい、本来の食事が出来なくなってしまったら、どんなにハードなトレーニングを行っても、結局アスリートとしての身体づくりはできなくなってしまう。

 また、カップ麺に使用される麺は油で揚げてあることが多いが、油があまり身体によくないことは言わずもがな。味付けも濃いため、塩分の取り過ぎになるという懸念もある。油と塩分の過剰摂取は、アスリートだけでなく、一般人にとっても極力避けたいものだ。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。