賢者の知恵
2012年03月16日(金) 週刊現代

週現スペシャル 受験ガイドには載っていません 名門大学の正体
(II)早稲田と慶応 大人はこっちを選ぶ

週刊現代
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早稲田創始者・大隈重信の彫像と慶応大学東門(港区)

 大学受験が終わり、門出に立つ学生と親御さんに、今だから言える本当の話をしよう。国立と私立、早稲田と慶応、どの大学にも長所と短所がある。OBも楽しめる各大学の最新裏事情。

(II)18歳ではわからない
早稲田と慶応大人はこっちを選ぶ

 大手予備校の教務担当者が明かす。

「早稲田と慶応、両方受かった生徒がどちらの大学を選ぶか、これはもう勝負がついています。慶応の圧勝ですよ。予備校業界では常識です」

 同じ学部で比較するとわかりやすい。大手予備校のデータによると、早慶の法学部に両方合格した生徒のうち、実に95%が慶応に進学しているというのだ。

 いつの間にこんなことになってしまったのか。『慶應の人脈力』の著者、國貞文隆氏はこう分析する。

「長引く不景気の中、生徒というより親が慶応を選ぶんだと思います。特に母親ですね。一つには、私自身は幻想だと思いますが、慶応のほうが就職に有利だと信じているから。もう一つはブランド力。『ウチの息子は慶応です』と言うほうが、早稲田よりも近所や親戚の憧憬を集められると思っているんです」

「早稲田が自滅した」と分析する人もいる。都内進学校の教諭が言う。

「節操なく芸能人やスポーツ選手を入れたことが、明らかにマイナス要因になっています。象徴的なのが広末涼子ですね。結局中退してしまいましたが、『話題作りのためなら誰でも入れるのか』という印象を、特に首都圏の富裕層の親御さんに与えてしまった。その点、慶応はそういう失敗はしません。ひとりっ子が増えた今、大事な一粒種をどっちに預けるかと考えた時に、安定感のある慶応という判断になるのはうなずけます」

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