本誌直撃にも余裕の表情。昨年の選挙運動の時に比べて、スーツや靴のグレードが格段に上がっていた。
「ボクはよく"客寄せパンダ"とか言われますが、自民党から『利用できる新人』と思われていることはありがたいことですよ。自民党が動物園だとすれば、パンダがいる動物園のほうがいいじゃないですか。ボクはパンダで構いませんよ」
3月1日夜半過ぎ、小雨の中、小泉進次郎代議士(28)は本誌記者にこう怪気炎をあげた。進次郎氏は2月下旬だけでも長崎、群馬、山口、沖縄と遊説局長代理として全国の選挙区を駆け回っている。支持率低迷にあえぐ自民党にとって、今や進次郎氏の人気は何ものにも代え難いもの。その過剰な使われ方を質問すると、冒頭のように答えたのだ。
進次郎氏は喪服姿である。というのも、この日、進次郎氏は地元・横須賀で営まれた、ある葬儀に足を運んでいたのだ。多くの弔問客に囲まれたのは、サイバネット取締役の上地敏之氏(享年54)。葬儀には、吉田雄人・横須賀市長(34)ら錚々たる弔問客が詰めかけた。
分かる人には分かるかもしれない。「横須賀」→「上地」と来れば、マルチタレントの上地雄輔氏(30)を思い浮かべる人が多いだろう。故人は、雄輔氏の叔父。進次郎氏はこの葬儀の弔問に訪れていたのだ。それにしてもなぜ進次郎氏が?
「故人の実兄である上地克明市議は小泉純一郎さん(68)、進次郎の選挙を手伝っている。昨年、進次郎の初出馬の際、世襲批判の逆風が吹き荒れた。慌てた純一郎さんの実弟の正也さん(65)は雄輔の応援演説を提案したほどです。進次郎が『雄輔くんは応援に来なくていい。気持ちだけで』と断りましたが」(市議会関係者)
葬儀後、夜半過ぎまで政党支部の事務所に詰めていた進次郎氏が出てきた。本誌記者を見つけると、「寒い中、待たれていたんですか。敬意を表します」と笑顔。やや酒臭かったのはご愛敬か。
―故人・敏之様との想い出は?
「歌が上手い方でした。最初(の出会い)は学生時代だったかな。日本にいる時はプライベートで一緒に飲んでいます」
―上地克明市議の息子の雄輔、亮輔兄弟とも仲がいいですね。
「弟の亮輔さんは高校時代の野球部の先輩です。夏の大会で亮輔さんがセカンドでボクがサードを守った。そのつながりで高校時代から上地家に出入りし、雄輔さんとも自然と仲良くなりました」
上地家について語る進次郎氏は穏やかだが、質問が政局に及ぶとまなじりを決すのであった。実はこの日、日本外国人特派員協会にて前厚労相の舛添要一議員(61)は「新党もあるし、(残って)今の党を変える可能性もある」と新党結成や谷垣降ろしにも言及。
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