テクノロジーとコミュニティの力で、教育は低コスト化する

 「教育に掛かるコスト」は、日本国民のほとんどが関心があるテーマと言っても良いでしょう。特に子育て中の方にとっては、大変重要なテーマなはずです。

 私は、ソーシャルメディアをはじめとする「テクノロジー」、地域や興味関心のつながりよって発生する「コミュニティ」によって、教育に掛かるコストは低下していくと考えています。

 願いに近いものはありますが、15~30年といったスパンで考えれば、ほとんど無視できるほどに、教育費は低コストになっていくとすら考えています。今回の記事では事例を挙げながら、教育コストの低下について考えていきたいと思います。

Skype英会話:外国語会話の学習は既に低コスト化

 教育の低コスト化の象徴的な例は「Skype英会話」でしょう。物価の安いフィリピン在住の英語講師に、無料のビデオ通話システム「Skype」経由で英会話を学ぶことができるサービスです。事業者も数多く乱立しており、Skype英会話自体の低コスト化も著しく進んでいます(中には10分60円、というサービスも存在しています)。

 Skype英会話を一般的な英会話教室と比べると、その単価は1/20にもなります(事業者、プランによっては、さらに差は広がります)。多額の貯金をして英会話教室に通った人は少なくないと思いますが、既に英会話は信じられないくらい低コスト化で学ぶことができるようになっているのです。

 Skype英会話は基本的に同時性が求められる学習方法ですが、非同期で英会話を学ぶことができる「Best Teacher」のようなサービスもリリースを控えています。非同期型の場合、「日本の学習者」と「外国在住の講師」の時差の問題をクリアできるため、より低コスト化が進むことが予想されます。

 なお、英会話以外にも、中国語、スペイン語などで同様のサービスが展開されています。少なくとも外国語会話に関しては、数年前では想像もできないほどに、低コスト化が進んでいます。

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