フェイスブックの"陰"の支配者ロシア人投資家ユーリ・ミルナーとは

インディペンデント UK

2012年03月15日(木) クーリエ
ユーリ・ミルナー氏〔PHOTO〕gettyimages

"SNS王者"の株式上場のニュースに沸くシリコンバレーで、日増しに「富と影響力」を拡大し続ける、ひとりの男がいる。

 米フェイスブックの株式上場が話題だ。2月1日に米証券取引委員会に新規株式公開を申請した同社は、4~6月にも上場を果たすとみられる。株式時価総額は1000億ドル(約7兆7000億円)に達し、ザッカーバーグは250億ドルもの資産を新たに獲得するだろうと言われている。

 だが今回の株式上場の真の勝者は別にいる。それは同社にいち早く出資していたロシア人投資家、ユーリ・ミルナー(50)だ。

 ミルナーが初めてフェイスブックに出資したのは3年前。当時、50億ドル前後の企業価値だと考えられていたフェイスブックに対し、ミルナーは「100億ドルの価値がある」と試算し、2億ドルを出資。結果、その株式の2%を取得することに成功した。その後も追加出資を行い、現在では約10%の株式を保有しているという。

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 ミルナーの大胆な投資はフェイスブックだけに限らず、ソーシャルゲームのジンガ(1億8千万ドル)、クーポンサイトのグルーポン(約1億4千万ドル)、音楽配信サービスのスポティファイ(1億ドル)、ツイッター(4億ドル)など、あらゆる有力SNS企業に出資している。

 3年前には"無謀な投資家"とシリコンバレーの住人に冷笑されて困ったというミルナーだが、今頃は笑いが止まらずに困っているのではないだろうか。

 ミルナーは自身の投資会社デジタル・スカイ・テクノロジーズを通じ、いまも大胆不敵な出資活動を続けている

 

COURRiER Japon

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