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まだ間に合う! 日本全国「どこで、何が」全情報 その日、あなたはどう過ごしますか あれから初めての「3・11」が来る

 参加できるイベント被災地では? 福島第一では?天皇は?雅子妃は? 吉田昌郎前所長は?有名人たちは? その日のテレビは?ほか

 あの日、私たちは呆然とした。それから地震の恐怖と、原発事故への怒りがこみあげた。けれども1年の歳月が経っても私たちは何かを変えられたのだろうか。3・11、私たちにできることは何かだ。

皇太子夫妻が代理の可能性も

「天皇陛下が、心臓バイパス手術という大きな手術に踏み切られたのも、やはり来る3月11日の式典に参加されたい、というお気持ちが本当に強かったからなのです」(全国紙宮内庁担当記者)

 もうすぐ、やってくる東日本大震災から1年目の「3・11」。その最大の追悼式典が、国の主催する「東日本大震災一周年追悼式」(東京都千代田区・国立劇場)だ。

 自然災害の追悼式典を国が主催するのは史上初で、天皇皇后両陛下も臨席予定のほか、野田首相をはじめとする全閣僚、犠牲者の遺族、海外からの来賓など1500人が参加する。

 この様子はNHKで生中継され、岩手、茨城、千葉などの被災県主催の追悼式典や、気仙沼市(宮城県)など市区町村単位の式典会場でも流される予定になっている。14時46分から1分間の黙祷が行われる瞬間は、全国で無言の祈りが捧げられることになる。

「3・11を悼む多くの国民が見るであろうこの式典の場に立ち、自らの言葉を伝えることを、陛下は切望されています。まさにそこで言葉を発することこそが、ご自分が天皇として存在される意味なのだとさえお考えのようです」(皇室ジャーナリスト)

 一方で、皇太子・雅子妃夫妻をはじめ、他の皇族の予定について、宮内庁は「発表できるものはない」と留保している。

「ご体調の面から陛下のご臨席がかなわない場合、代理としてお言葉を述べられることになるため、皇太子さまのご予定はまだ曖昧なままなのだと思います。もし、皇太子さまがご出席になる場合は、当然、雅子妃もご出席されるでしょう」(前出・全国紙記者)

 震災と原発事故で二重の被害を受けた福島県では、3部構成の追悼式を予定している。第1部は遺族や関係者を中心とした式典だが、第2部からは一般の参加者を募り、芥川賞作家の玄侑宗久氏や知事らによるシンポジウム、第3部では県内7ヵ所でのキャンドルナイトを行う予定だ。

 福島県三春町の福聚寺住職でもある玄侑氏は、「3・11から1年」を機に、終わらない放射能問題に対する国をあげた議論を始めるべきだと訴える。

「私は朝には『東日本大震災被災物故者各霊位』という大きなお位牌をお祀りし、本堂でお経をあげてから県の式典に向かいます。

 被災地の人たちがいま、必死になってやっていることは、死者も含めた人間関係の再構築です。東北はもともと都市に比べれば関係が濃い場所でしたが、それが突然、壊されてしまった。なかでも、福島は各省や『専門家』たちが放射能について言うことがバラバラで、県民の間ですら合意形成ができない状況にあります。

 この日を迎え、エネルギー問題と、いまここにある放射能の問題を切り離して考え、専門家も役人も膝を突き合わせて本音で議論を始めるべきです」

 福島第一原発が立地する双葉町と大熊町のうち、避難先の会津若松市で慰霊式を開く大熊町の渡辺利綱町長もこう語る。

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