メディア・マスコミ
ツイートの無断転載は手抜き取材と変わらない、欠かせない本人への直接取材
1月26日付日本経済新聞朝刊の13面「twitter pickup」より
拡大画像表示

 1月26日付日本経済新聞朝刊の13面。東京大学の秋入学への移行について、東北大学の沼崎一郎教授ら識者のツイートが紹介された。ツイート転載を知ると、沼崎教授は驚き、同月30日にこうツイートした。

 〈 注に『米ツイッター社の許諾を得て転載しています』とあるが、私には無断転載だ 〉

 後日、沼崎教授は日経から「無断転載」の経緯について回答を得ている。

 〈 転載に際しては、ご本人の許諾を前提としておりますが、今回は当方の手違いにより、沼崎先生にご連絡しないまま掲載に至ってしまいました。今後、転載させていただく場合には、必ず事前に連絡をさせていただきますので、今回の件についてはご容赦いただくよう、お願い申しあげます 〉

 ツイートは不特定多数の人たちに届くことを前提に発するつぶやきであるから、報道機関がツイートを使うのも自由なのではないか。沼崎教授に聞いてみた。

「本人確認もせずに掲載するとは、報道機関として義務を果たしていない。ネット上ではなりすましも多い。ツイートが改ざんされている可能性もある。ツイートを使うのは違法ではないけれども、本人の発言かどうかウラを取り、発言内容が正確かどうかチェックするのは取材のイロハではないのか」