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 いよいよ受験シーズンも佳境に入ってきた今日この頃、受験生を抱える家庭では、大変な緊張で毎日を過ごされていることだと思います。その昔、団塊の世代が大学受験生の頃は四当五落などと言われ、5時間も眠っていては合格など覚束無い、睡眠を4時間まで削って勉強に励まなければ有名大学には到底入学できない、などといわれていた時代がありましたが、あくまでこれは根性論で何ら科学的根拠に基づくものではなく、おそらく天才ナポレオンが3時間睡眠だったというエピソードなどに基づくものだったのではないかと推察されます。

 では実際に勉強して好結果に繋げるためには何時間の睡眠が最適なのかについての研究が、米国・ユタ州ブリガムヤング大学のMark Showalter教授らがEastern Economic Journal 2012年1月23日オンライン版に発表した研究で、16~18歳の高校生ならば7時間睡眠が学業成績に最も好結果をもたらす睡眠時間であることが明らかになりました。

 教授らは合衆国のガイドラインでは、高校生は9時間睡眠が至適とされていることが、果たして学業成績を最高にするために適したものなのかどうか、あまり明らかではないことから、小・中・高それぞれの年令での睡眠時間と、学習効果の関係がどうなっているのかを実際にテストを実施して得た、1.724人の児童生徒のデータから分析しました。

 その結果、最も好成績をもたらす睡眠時間は、小学生では9~9.5時間、中学生では8~8.5時間、高校生では7時間であることがわかりました。

 この結果について教授は、もし毎日5.5時間睡眠で頑張っている高校生がいるならば、90分長く眠ったほうが好結果になることを理解して欲しいとしています。

医療ジャーナリスト 宇山恵子
Eastern Economic Journal 2012年1月23日オンライン版
 


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