揺らがない自己が世界で通用する
森田 正康

外国では信じられないリアリティがベースになっていたりする

 20年前、僕が初めてアメリカに移住した際に「忍者の友達がいるか?」と聞かれました。もちろん、そんなものはいない。いてもアニメのハットリくんぐらいだ。当時は日本の情報が間違っている上に時代すらあってないような認識で接してこられることが多かったのを覚えている。日本国民として非常に切ない。ただそれが一般的なリアリティだったので、そういう認識の中、僕らは世界と戦っていかなければいけない。

 逆に言ってしまえば僕らだって同じような誤解を持って外国の人たちと接していることだってあるだろう。「中東の人はみんなターバンを巻いてる」だとか、「フランス人は英語を話したがらない」とか…。まー、割とあっていることもあるんだろうが、やっぱり誤解は誤解だろう。世の中には、英語でビジネスをバリバリこなすフランス人だってたくさんいるし、中東の人はターバンをいつも巻いてるわけでもない。

 そんな風に考えれば、相手が抱く自分や自分の文化に対しての認識も理解ができるし、それにいちいち傷ついている必要もない。多文化において自分が思うことを、信じていることをぶつけ合って世界と交流していくことが大事だ。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら