突然勃発 石原慎太郎 VS.伸晃「親子ゲンカ」の行方父は「辞めちまえばいいんだよ、幹事長なんて」、長男は「父は利用されている

2012年02月24日(金) フライデー

フライデー経済の死角

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「後先考えてモノを言うタイプの人ではないですから、父は。(石原家が日本を動かしていると共演者に褒められたが)大したことはしてないですよ、二人とも」

ケンカの真相

 実際、この〝ケンカ〟を、永田町はどう見ているのか。自民党の幹部はこう語る。

「異常なほどの子煩悩で知られている慎太郎が、我が子の行く道を閉ざすような行動を取ることはないよ。もし、慎太郎が新党を作り、ある程度の勢力を保つようになったら、伸晃が自民党総裁、ひいては首相になる道が絶たれてしまうからね。慎太郎は、自らが先頭に立って旗振りをするようなことはしない。新党ができれば、亀井や平沼との友情があるから応援はするだろうけど、自民党や民主党に代わって政権を獲りに行くということはしない。都知事として東京オリンピックの招致を進めている慎太郎が、直々に衆院選に出馬するという話でもない」

 下馬評では、亀井、平沼の両氏が、自民党が次の選挙で政権に復帰すると読み、それまでに自民党復党の下地を作って凱旋するために、『石原慎太郎』という金看板を利用しているとの声も聞こえ、この説に伸晃氏が同調しているとも見られる。実際、慎太郎氏が「(新党構想をしゃべりまくる)亀ちゃんには困ったもんだが、見捨てることはできん」と伸晃氏に話したと、周辺から聞こえてきた。

 伸晃氏が父に新党を断念させようとしているのは、父の名前で数が集まると思わないからであろう。橋下徹大阪市長(42)が主宰する『大阪維新の会』や大村秀章愛知県知事(51)との連携なしに数は集まらない。だが、「慎重で利口」と評される橋下氏が、簡単に〝口うるさい老人の寄り合い〟に協力するとも思えない。

 昨秋の大阪W選挙で、『大阪維新の会』に対して対立候補を立てた自民党だが、伸晃氏は『週刊ニュース新書』の中でこう語り、橋下氏との共闘を匂わせた。

「大阪だけで見たら、自民党と『維新の会』は厳しい関係にあるんだと思います。『維新の会』と違う候補を、大阪の自民党が推したわけですからね。中央は推してませんが。対決をしたということは考え方が違うわけですから、自民党大阪府連が今後の対応を本部に上げてくるでしょう。本部が動くのはそれからです」

 全国紙の政治部記者は、今後の展開をこう読む。

「この親子の関係は、衆議院の解散時期によって変わります。3月や6月だと石原幹事長は総選挙を仕切る立場なので石原新党を認めるわけにはいかない。ですが、9月になれば自民党総裁選が行われ、石原幹事長が出馬します。総裁選に敗れたら新党に合流するのでしょう」

 表面上はケンカをしているが、父は息子に総裁選後の進路を作り、息子は、父に「橋下徹」という数を集める保険を与えようとしているのだ。

 さすが名優・石原裕次郎の兄と甥である。政治を劇場に変えたはいいが、オチまでキレイにつけられるのだろうか。

「フライデー」2012年3月2日号より

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