田原総一朗×堀義人(グロービス・グループ代表)×岩瀬大輔(ライフネット生命副社長)
「ぼくたちは自分のやり方でこの国を変えます」

若手経営者に聞く3・11以降のニッポン VOL.4
田原 総一朗

vol.3 はこちらをご覧ください。

僻みに潰されたホリエモン

田原: 堀江貴文や村上世彰がベンチャー企業を経営していたころ、僕は東大も取材して回った。するとね、「堀江に続きたい、村上の跡を継ぎたい」という人がいた。だけどいまはいなくなっちゃった。

岩瀬: そう。年末に東大の卒業生向けのシンポジウムがあって、起業家をどう輩出するかっていうテーマで話をしたんです。そこで言ったんですけど、「この学校は現代最高の起業家2人を排出した。でも同じくこの学校の卒業生が彼らを殺した」と。そこがやっぱり問題なんです。

田原: なんで殺したの?

岩瀬: それはいろんな要因があると思いますけど・・・。

堀: 僻みですよ、僻み。

田原: 堀江に「なんでお前は殺されたんだ」と聞くとね、「俺は文学部なのがまずかった」と(笑)。東大って法学部がエリートだから。

岩瀬: 村上さんは経済学部でしたね。まあ、でもやっぱりそういうエスタブリッシュメントに敬意を払うとかっていう風潮もあると思うんですけど、僕自身は留学するときに堀さんの本を読んで「起業家が一番格好いい道だ」と啓蒙されてこの道を選びましたし、多くの学生もきっとそう思うと思うんです。

 僕は思うんです。「東大生がリスクを取らなくて、誰がこの社会でリスクを取るのか」って。そういう面は教育の部分がすごく大きいと思います。

堀: 価値観さえ変えれば変わるんです。

田原: そこをどうやって変えるか。

堀: だから一番重要なのことは、国のトップが言うことです。総理大臣が「ベンチャーが一番重要だ、これからの時代は大企業に頼るんじゃなくて、農業に関しても漁業に関しても新しい発想が必要で、グローバルに伸びていくような企業が欲しいんだ。お前たちが頑張れ。お前たちによって日本は変わっていくんだ」と。こういうメッセージを発信すればいいんですよ。

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