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大反響第2弾 パワハラ、セクハラ探しが仕事!?
「コンプライアンス・バカ」が会社を滅ぼす

 社内に蔓延する「事なかれ」幹部とモンスター社員たち。「地雷」を踏んだら、さようなら

 部下を叱ったらパワハラ、飲みに誘ったらセクハラって、小学生じゃないんだから。暇な奴ほどくだらないことを考える。その結果、仕事はやりにくくなるばかり。コンプラ栄えて、会社が滅ぶ日も近い。

これでは仕事にならない

「セクハラについて会社は非常に神経質で、毎月のように弁護士を呼んで、過去のトラブル事例を解説する研修会を開いています。コンプライアンス室が出席者をチェックしているので、管理職は参加せざるを得ないのですが、『部下の女性と二人きりで飲みに行って、彼氏がいるかどうか執拗に聞いたらセクハラに当たります』とか当たり前の話ばかり。研修会をやらないと、コンプライアンス室が仕事をしていないと思われるからなんでしょうが、はっきり言って時間の無駄です」(テレビ局幹部)

 セクハラやパワハラについての社内研修会を定期的に開いているという企業は、いまや珍しくない。コンプライアンス(法令遵守)も結構だが、自分たちの責任になっては大変と「異性の部下と飲んではいけない」などと下らないルール作りに血道を上げる総務部門や幹部、ちょっと叱られただけでパワハラだと叫ぶモンスター社員のせいで、会社は右往左往、仕事に集中できない。

「コンプライアンス不況」という言葉すら生まれた異常な状況をレポートした本誌記事('11年11月26日号「異常コンプライアンス社会」)は大反響を呼んだ。

〈(記事を読んで)ウチだけではないのだと知った。最近は、酔って何かあってはいけないと、飲み会も開きづらい。以前は問題なかった男女ペアの出張は、男性社員が断る状態だ。

 こんなことでは、言いたいことも口にできず、チームワークも発揮できない。業績にも響いてきているのではないか。それでもコンプライアンスと叫ぶのは、何かあったとき、上層部がカメラの前で頭を下げたくないからだろう〉

 50代の男性読者からはこんな投書も届いたが、まさにその通り。

 だいたい、セクハラ・パワハラ研修会に出席しても、そこで目からうろこが落ちるような話が聞けるかと言えば、たいていは「いまどき、そんな奴はいないだろう」というような事例だったり、「そんなことを気にしていたら仕事にならない」というような極端なケースばかり。

 実際には、次に紹介するケースのように思いもよらない形で、突然、騒動に巻き込まれる。

 中堅家電メーカーに勤務するAさんはある日、派遣社員の女性から、相談があると打ち明けられた。

「私の正面の席に座っている社員のBさんが、私のことをイヤらしい目付きで見ているんです。出先から自分の席に戻るときも、わざわざ私の席の後ろを通っていく。セクハラです!」