田原総一朗×堀義人(グロービス・グループ代表)×岩瀬大輔(ライフネット生命副社長)
「役人よりベンチャーが偉い社会に変えよう」

若手経営者に聞く3・11以降のニッポン VOL.3
田原 総一朗

vol.2 はこちらをご覧ください。

田原: チュニジアやエジプトでデモが起きて、20年間、30年間、独裁者が居たのを追い出した。日本でも時代の変化に対応できない政治家を追い出せばいい。

岩瀬: 日本の場合、選挙の仕組みっていうのがそれをやりづらくしているのかなって思いますね。

田原: 企業も、社長を追い出せばいいんですよ。

岩瀬: 政治の面では、できることとしてネットの選挙活動をもっと出来るようにするというのは方法の一つだと思います。

田原: チュニジアとかエジプトでデモが広まったのは、ツイッターであり、フェイスブックであり、まさにインターネットがあったからでしたね。

一人一票運動で政治を変える

堀: そういう意味で、一人一票が実現できて、それからインターネット選挙が解禁されたら、変わりますよ。インターネットが選挙で使われるようになったら。

 実は私は、いまこの二つを一生懸命やっているんですよ。一人一票運動とインターネット選挙を。

田原: 一人一票運動って何?

堀: 衆議院の区割りを変える選挙です。一票の格差があるわけです。その格差という言葉を使わずに、一人一票運動ということで運動をしているんです。

田原: いま憲法違反になるほど格差がある。その格差をなくせということ?

堀: そうです。

田原: なくしたら、田舎はどうすんの? 北海道なんてあんなに広いのに、3年ごとの参議院選挙で定数は2人しかいないんだよ。

堀: 一人一票の考えで言うと、一番一票の重みがあるのは鳥取や島根なんです。北海道はそれに比べて0.5票くらいしかないんですよ。

 つまり、これは「都会」対「地方」の問題じゃなくて、「地方」対「地方」の問題でもある。田舎同士でも格差があるんです。

 これって不公平じゃないですか。これを変えていかないと、「そもそも一人に一票がないですね」ということになってしまう。

田原:なるほど。

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