週現スペシャル 億の収入がある人間たちの「本当の姿」 大金を稼ぐ仕事は幸せか

2012年02月08日(水) 週刊現代

週刊現代経済の死角

upperline

 ただ、数十万円くらいの小銭だと、なかなか断りづらいんですね。だから貸すのではなくあげる。2回目借りにきたら『前に貸したカネを返してからでしょ』と断る。

 小口のカネを借りにくる人ほど、断ると悪口を言うので、一度目は『保険みたいなもんかな』と思って貸すんです。すると大体、その人には二度と会わなくて済みます(笑)。

 自慢じゃないですが、家が2~3軒建つくらい、貸して返ってこないカネがありますね」

 カネの切れ目が縁の切れ目、を日々繰り返すのも稼ぐ人の宿命なのか。

 河田氏はもう一つ、稼ぐ人間ならではの悩みを打ち明ける。

「税務署に知られたくない現金の置き場所に困りますね。預金すると証拠が残るので家に置いていたりするのですが、そうすると火災と泥棒が怖い。隠しているカネに火災保険はかけられませんから。

 本当に稼いでる人は、言えないカネはダイヤモンドに換えるんです。火事でも焼けないし、軽いからすぐ持ち出せるでしょう。相場もそれほど動かない。1億円を紙幣や金で持っていたら重たいですからね。

 香港などで、高級時計など四つくらい形を換えていき、最終的にダイヤモンドにして、ポケットに入れたり指にはめたりして持ち帰るんです。手数料は取られますが、それが一番安全で確実です」

 そこまでは笑顔で語っていた河田氏だが、「カネがありすぎると子育てに苦労しないか」と問いかけると真剣な顔になった。

「実はそこが一番キツいところじゃないですか。僕自身も失敗している。どんなに厳しく教育したつもりでも、子供は家にカネがあることを知っている。海外旅行に行くにしても、子供だけエコノミーに乗せるわけにはいかないから」

 河田氏は「失敗」について詳細を語りたがらなかったが、わが子が贅沢な「ドラ息子」になることは、大金を稼ぐ人たちの共通の悩みであるようだ。

ささやかな幸せはいらない

 その証人が「母親塾」代表の桑野裕子氏。口コミのみで全国から子育ての相談を受けている。中でも多いのが引きこもりで、これまで1万件以上の相談を受けたが、ほとんどの家庭が富裕層だった。

「母子家庭や生活保護を受けている家庭に不登校はまずいません。他人から一目置かれるような仕事を持たれていて、所得も上位5%に属するような親御さんが8割以上です。職業でいえば会社の経営者とドクターがほとんどを占めます。

 10年とか20年、一度も靴を履いたことがない。そういう子は、遠方にいることになっていたり、留学したことになっているケースが非常に多いですね。

次ページ  引きこもりの親たちと10年以…
前へ 1 2 3 4 5 6 7 次へ

このエントリーをはてなブックマークに追加 RSS
関連記事

最新号のご紹介

underline
アクセスランキング
1時間
24時間
トレンドウォッチ
編集部お薦め記事