[柔道]
浅見八瑠奈×二宮清純<Vol.1>「柔道一家に生まれて」

父とともに五輪を目指す 

二宮: 柔道を始めたのはいつ頃ですか?
浅見: 実は記憶にないんですけど、たぶん3歳くらいだと聞いています。その頃、柔道場にいる写真があるので。

二宮: お父さんの三喜夫さんも柔道で五輪を目指した選手ですよね。そのことは知っていましたか?
浅見: ロサンゼルス五輪の選考会で優勝したんですけど、代表には選んでもらえなくて行けなかったそうです。選ばれたのは今、コマツの監督をされている松岡義之先生。父はそれまで一番下の階級で出ていたんですけど、その時は1階級上げて(65キロ級で)優勝しました。ただ、その階級での実績が全くなかったので、選ばれなかったと聞きました。

二宮: ご兄弟も柔道をされているそうですね。まさに柔道一家だ。
浅見: はい。兄弟は姉と弟がいます。姉は今は柔道から離れてしまいましたが、高校まではやっていました。弟は帝京大の3年生で一番小さい60キロ級です。

二宮: では物心ついた時から柔道一直線? 
浅見: 小学校は週3回道場に通っていましたし、中学でも毎日の学校の部活に加えて、道場でも練習していました。

二宮: それだけ練習していたら、普通の男の子よりも力が強かったでしょう。男の子とケンカしてやっつけたことは?
浅見: 幼稚園の時はありますね(笑)。投げてグッと押さえ込んだら、もう逃げられない。相手の男の子は「離せよ~」って半泣き状態でした。後で先生には怒られましたね。「柔道はケンカに使うためにあるんじゃない」って。それ以来、柔道の技は素人には使っていないです。

二宮: 中学の時は愛媛県内で敵なしだったとか。
浅見: 県内では強かったですね(笑)。1年生の時は3年生に姉がいて、同じ階級で勝てませんでしたが、それ以降は優勝でした。全中(全国中学校柔道大会)や全日本ジュニアにも出ました。