知っておくだけで全然違います!M8M9大地震そのとき最悪の場所にいても「生き延びる」方法を教えます

2012年02月02日(木) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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 災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は「あるレベルまで水かさが増せば、駅に到達することは困難になります。ただ、そうなるまでには相当の時間があるはず」という。

 万が一、乗務員の指示誘導が受けられない最悪の状況で浸水が始まったら、水かさが増す前に線路に降り、とにかく高い方向目指して逃げることだ。図からもわかるとおり、トンネル内にはエリアによって、かなりの高低差がある。低い駅から高い駅に1駅移動するだけで被害を免れる可能性は高くなる。いつも自分が利用している駅周辺の高低差を確認しておくだけでも、助かる確率はグンと上がるはずだ。

 高低差のチェックには、内閣府ホームページの防災情報のページにある「大規模水害対策に関する専門調査会」内の「地下鉄等の浸水シミュレーション」なども参考になるだろう。

 ちなみに地下鉄トンネル内には「避難口はない」(東京メトロ広報部)ため、地下から脱出するには、とにかく駅を目指すしかない。トンネル内には、足元の壁面に最寄り駅の方向と距離を書いたプレートが貼られている。最寄り駅が近い場合は、水量の少ないうちに急いでそちらを目指し、駅から地上に出るとよい。

 駅に着いても安心してはいけない。地上までは階段か、停電で止まったエスカレーターを歩いて登る必要があるが、多くの人が殺到すると、将棋倒しが起こり、圧死者が出る恐れもある。特にエスカレーターは、階段に比べて一段の段差が高いため転倒する可能性が増す。階段を使ったほうが安全度は高いだろう。

■モノレールが海の上で止まったら

 東京モノレール広報は、

「震度5強以上の場合は緊急停止し、作業員が車両とレールを点検します。それで異常がなければ、次の駅まで徐行します」

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