雑誌
スズキとは破談になったが
最近やたらと威勢のいいVW(フォルクスワーゲン)強気の秘密&強さ

今年12月から欧州発売

 ダウンサイジングを仕掛け、新時代のクルマ技術をリードする勢いのVW。中国やアジア販路を拡大しグローバル販売が絶好調のVW。

 新聞紙面を賑わせたスズキとの提携問題では、強気の姿勢を押し出した。日本人的感情論からいうと、ちょっとやりすぎじゃないかと思えるが、VWは企業買収を重ねて巨大化したメーカーだ、強引こそ社是かもしれない(そんなわけないか)。

全長3450mmは、軽自動車の規格である3400mmより少し大きい程度。グローバル戦略車として日本車とのライバル関係も熾烈になりそうだ。発表された欧州価格は、1 万ユーロを下回る9850ユーロ

 常に強気の経営で成功してきたVWの強さはどこにあるのか。その秘密に迫ってみた。

 まずは強気のコンセプトカーを出展したフランクフルトショーから振り返ってみよう。

UP! 好評でますます意気盛ん

 地元開催のモーターショーでVWは気合いが入っていた。目玉となったのが、次世代のグローバル戦略コンパクトとして開発を進めていたup!だ。

近未来のシティコミュータを想定したEVコンセプト。最高速は130km/hだ

 とにかく小さい。全長3450mmは、国産コンパクトカーより短い。ところがホイールベースは2420mmで全長に比べ長め。つまり、室内空間を広く取れるわけで、VWもこのパッケージングを強調している。

 さらに、これも新開発の3気筒の1ℓエンジンを搭載する。1・2ℓのTSIで世界をアッといわせたVW。次は1ℓの3気筒へとダウンサイジングを加速させる勢いだ。ショー会場には、一人乗りのEVコンセプトカー、ギターブランドとコラボしたクルマがアンプになるビートル、さらに5台のup!コンセプトモデルも出展され、活気に溢れていた。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら