社長の風景

大きな会社でみんなに認められちゃいけないんじゃないか?米国でヒッピーをしている姉から大事なことを教わりました

ゴルフダイジェスト・オンライン 石坂信也

2012年02月17日(金) 週刊現代
週刊現代
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 全国1900ヵ所ものゴルフ場をインターネットで予約できる『ゴルフダイジェスト・オンライン』。ゴルフ用品の通販、中古の買い取り、競技結果やレッスンを中心とした情報も充実の「ワンストップサービス(ここだけですべてが足りるサービス)」を展開する。社のミッションに「ゴルフで世界をつなぐ」という言葉を掲げる創業社長・石坂信也氏(45歳)は生粋のスポーツマンだ。

 

大きな会社で
みんなに認められちゃ
いけないんじゃないか?
米国でヒッピーを
している姉から
大事なことを教わりました
いしざか・のぶや/'66年、東京都生まれ。小学校1年から8年間、米国サンフランシスコに在住。'90年に成蹊大学経済学部経営学科を卒業し、三菱商事に入社。'97年、ハーバード大学大学院へ留学、'99年、MBAを取得。'00年に退社し『ゴルフダイジェスト・オンライン』を設立。'04年、東証マザーズに上場、現在に至る

輸入

 商社に勤めている時、ゴルフコンペの仕切りが憂鬱でした。参加者の希望が叶うのか、費用はいくらかなど、いろんなゴルフ場に電話しなければ比較できなかったんです。'97年に(MBAを取得するため)米国へ留学してゴルフ場のクチコミサイトを見た時、「こんな便利なものが」と驚きました。利用者のクチコミ情報が的確で、すごく役に立ちました。

黎明期

 弊社は'00年の創業です。当初はシステムのいたる所が使いにくく、例えば書きかけでページを移動すると、今まで書いたものが全部消えてしまうなど改良すべき点が何百とありました。このままでは「ネット予約は使いにくい」が常識になってしまうと考え、極力、お客様を集めないようにしていました。皮肉ですよね(苦笑)。

プレゼン力

 開業の経緯で一番辛かったのは資金繰りのプレゼンです。創業3ヵ月後にサイトをリニューアルしたんですが、計画よりも早く資金調達する必要が生じ、資金ショート寸前、「ITバブル」も弾けたばかり・・・。金融機関やベンチャーキャピタル向けのプレゼンで事業計画を否定されると、人格を否定されたような気持ちになりました。勤め人の頃もプレゼンを却下されたことはあったのですが、今回はすべて自分の責任ですから。

一気通貫 商社では石油の精製、輸送、販売までを担当。「生産から消費まで一気通貫した仕事ができたのは勉強になった」

資金繰り

 会社としての恩人がいます。かつて、資金がもつのはあと2週間、という状況で弊社へ投資してくれたベンチャーキャピタルの方々です。弊社が浮上しなければ、先方の社内評価はガタ落ちだったでしょう。今も、ネットバンキングの預金残高が尽きかけている画面を保存していて、一人で見ることがあります。

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