賢者の知恵
2012年01月19日(木) 週刊現代

2年連続志願者数トップ 明大卒がなぜ会社で人気なのか

「文句を言わずによく働く」「東大早慶は面倒くさくて使いづらい」
「勘違いしない、どこまでも謙虚」

週刊現代
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 紅白では井上真央が司会を務め、サッカーでは長友佑都が大活躍。あのバンカラの明治は随分華やかになった。しかし、伝統の愚直さは、社会に出ても生き残っている。そして重宝されている。

ボクは何者でもない

明大のシンボル、リバティタワーは'98年に竣工。駿河台キャンパスのリニューアルも志願者数トップの一因

「採用の際、企業は東大などの旧帝大や早慶の学生など、上位校にターゲットを絞りがちです。ただ、そういった大学の学生の中には、学歴を鼻にかけ、小賢しい空論ばかり並べる受験者も多いんです。面接で話してみてがっかり、なんてことはよくあります。

 その点、明治は『ボクは何者でもないから、頑張らなきゃいけない』などと、謙虚な学生が多い。そのうえで『なんでもやります』なんてタフなところをアピールしてくると、『お、いいな』と思うわけです。明治は第2グループとはいえ、ブランド校ですが、それを鼻にかけないし、現場で頭を使えるタイプが多いですからね」

 就活事情に詳しい人材コンサルタントの常見陽平氏は、自身の面接官としての経験から、明治の学生のイメージをこう評する。

 たしかになんの実績もないのに、口だけ達者な若者は多い。就職難で面接マニュアルの類が溢れ、やけに手慣れた様子で優等生風の応答をしたりする学生のなかにあって、謙虚な受け応えが面接官に好印象を与えるのはわかる気もする。

 では、なぜ明大卒の人間は謙虚なのか。

次ページ  その理由を説明する前に、まず…
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