新入社員とCEOの絆を深める「逆メンター制度」に注目せよ!

ウォール・ストリート・ジャーナル USA

2012年01月19日(木) クーリエ

 "上司が部下を教える"という考えかたは、もう古い。IT時代には、若手社員も「指導者」になるべきだという。

 企業の「メンター制度」といえば、若手社員に先輩社員がついて指導するというのが一般的だ。だがいま、若手社員が先輩社員を指導する「逆メンター制度」が広がっている。その目的は主に、年長の社員のITリテラシーを上げること。また最新のテクノロジーや職場のトレンドを伝授することだ。

 約10年前、米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOだったジャック・ウェルチは、500人の上級社員に若手社員の指導のもとインターネットの使いかたを習得するよう命じた。またウェルチ自身も、20代の社員に教わり、ネットサーフィンができるようになったという。

 現在では、より多くの企業にこの逆メンター制度が広がってきている。年長社員にツイッターやフェイスブックを熟知させるためだ。 

ウォール・ストリート・ジャーナル

 米広告大手オグルヴィ・アンド・メイザーのワールドワイド・マネジング・ディレクターのスペンサー・オズボーン(42)は、彼のメンターである若手社員に、ツイッターのつぶやきを魅力的にする方法を教わった。彼のツイートはそれまで、ひどく退屈なものだったのだ。「動きが早い広告業界で、若い知識はとても役に立ちます」とオズボーンは言う。

 また、逆メンター制度には、若手社員のモチベーションを上げる効果もある。この制度を通じて上級社員に率直にものを言う機会を得ることで、若手社員は自分たちの声が上層部に届いていると感じられるのだ。そして結果的に、社員間の信頼の絆が太くなるという。

 逆メンター制度を採用する会社では、新入社員がCEOにフェイスブックの活用術を教え、CEOが新入社員に経営のコツを伝授する、ということも当たり前になってきている。

 

COURRiER Japon

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