自分のお気に入りのお店を持つなら、
山手線のちょっと外側に

 東京は広い。だからエリアによって価格に大きな差がある。

 銀座、広尾、六本木といった山の手線の内側にあるブランド街は、内装は立派で、値段も高く、なのに味は? と裏切られることも多い。

 東京東部は、じつは門前仲町など穴場のお店がたくさんあるのだが、自宅の逆方向なのであまり行く機会がない。

 逆に、渋谷、新宿、秋葉原といったターミナル駅は、駅周辺に大手チェーンや20代をメインターゲットにした落ち着かないお店が多く、正直入りたいと思えるお店を見つけるのに苦労する。

 そこで「価値>価格」を考える私が狙うのは、山手線からちょっと外側にあるメトロと私鉄の連絡駅だ。山手線の外側になると、

■ほんの数駅離れただけなのに、価格が急激に下がる
■ユニークなお店が多く、万人受けしないが、マニアックなニーズを満たしてくれる
■地元志向が強いので常連になりやすい
■さらに、帰り道の駅なら飲んで帰るときも便利、終電も遅くなる

 たとえば、中目黒。

 ここは、恵比寿の隣駅でメトロ日比谷線の終点。たった一駅離れるだけで、急に庶民的で、リーズナブルなお店が増えてくる。

 たとえば、東京で一番気に入っているカジュアルイタリアンの「イル・ルポーネ」。

 ピザ釜のあるお店だが、魚介系料理に強く、パスタも絶品(写真)。何よりフレンドリーな接客でいつも気持ちよく食事できる。当日入れることはほとんどなく、予約は必須。