貯めて増やす横山式
第三回 貯められる体質になると自然に投資にも強い家計になる

第二回はこちらをご覧ください。

 「消費・浪費・投資」という3分割での家計管理を実行し継続していると、確実にお金が貯まっていく自分なりの仕組みが完成していきます。

 そうなったら是非次のお金のステージに進んでください。具体的には「使う→貯める→殖やす」と別けた場合の最後の「殖やす」です。

 なかには「殖やす」ステージに上がりたくないと考えている人もいるかも知れません。余ったお金は銀行に預金していればそれでいい、という人たちです。

 結論から言えば、これからの時代はそれではいけないと私は思うのです。

 数字を使って自分を客観視しながら、がんばって貯めた大切なお金です。それを、長生きさせてあげようと努めるべきだからです。

 貯めたお金を普通預金の通帳で遊ばせておくことは、必ずしも安心とは限りません。あなたが銀行に預けている資金を使って銀行は毎月のように国債をせっせと購入しています。つまり、国の借金を殖やす手助けをしていると言っても過言ではありません。しかも、現代には、リスクを取らないリスクというのも存在します。たしかに銀行預金は安全です。

 少なくとも1000万円以下なら、万が一預けている銀行が破綻したとしても全額守られますし、今のようなデフレの時代はものの価値がどんどん低下していますから、お金の価値は逆に高まっているでしょう。金利はほとんど付きませんが、同じお金で買えるものは増えているのですから、価値は高まっているのです。

 しかし、デフレは永遠に続くわけではありません。将来インフレになれば、預金では実質目減りにもなりかねません。そうした事態に備えることは、ある程度は必要なのではないでしょうか。

 では、具体的にはなにが必要かと言えば、投資も視野に入れるべきだと私は考えています。投資というと、それだけで「怖いな」と思われる方も多いことでしょう。しかし、金融商品は様々なものがあります。すべてが高いリスクのあるものではありませんし、何もFXのようなギャンブルをしてくださいということはこれっぽっちも思っていません。

 仮に外貨投資をするとしても、もちろん為替リスクは必ず伴いますが、リスクの比較的に少ない商品を選ぶことで、安全性を確保しながら資産の増加を目指す方法はいくらでもあるのです。

 逆に外貨預金は、預金という言葉がつくため安全な商品だと勘違いしている人もいるのですが、それは大きな誤解。為替リスクは、国内株に投資する投資信託と比較しても同等のリスクがあるのです。それらのことも知らないままに、儲けに目をくらませ足元をすくわれる人をよく目にしますが、そちらも残念の一言です。絶対にやめてほしいものです。