NASAの科学者の36%はインド人。世界を席巻するインド人の頭脳を知るために、わずか年間30万円の「インド留学のススメ」
田村 耕太郎
インドの大学教育の最高峰、インド工科大学の授業風景 【PHOTO】Getty Images

アメリカの医師の約4割がインド人

久しぶりにインドを訪れた。その混沌と熱気に圧倒された。すべての格差にも驚いた。富、技術、教育、食事、同じ時代に同じ空間に存在しているとは思えないほどの違いがあった。今回はインド人と教育について書いてみたい。優秀な人間はずば抜けて優秀だと思った。

数学の0を生み、世界的宗教や哲学の発祥地でもあるインド。昔から人口が多いので人並み外れた優秀な頭脳の持ち主が現れる可能性ももちろん高い。今でもITや経済学そして医学の世界でもインド人が活躍している。アメリカの科学者の12%、医師の38%、NASAの科学者の36%がインド人だという。ハイテク企業で見てみると、マイクロソフトの従業員の34%、IBMの従業員の28%、インテルの17%、ゼロックスの13%がインド人だ。

経営陣で見ても、老舗IT企業であるサン・マイクロシステムズの創業者の一人であるビノット・コースラ、現在世界一の粗鋼生産量を誇るオランダのミッタル・スチールを率いるラクシュミ・ミッタル、世界50ヶ国以上でオフィスを開設するコンサルティング会社のマッキンゼーの代表であるマネージング・ディレクターも、昨年までラジャト・グプタというインド人だった。

ハーバードやスタンフォードをはじめ、世界的な大学でもインド人の活躍は目をみはるものがある。米大学に留学中のインド人の総数は10万4000人。最高峰のハーバード大学に限ってみれば、過去10年でインド人学生は190%増加し、増加率では164%の中国を抑える。学生だけでなく、教授陣にもインド系は多い。たとえば、ブラジル、ロシア、インド、中国、いわゆるBRICs諸国の中で、ノーベル経済学賞を受賞しているのは、インド人のアマルティア・セン、ハーバード大学教授だけ。ハーバードビジネススクールの学長は、インド生まれのニティン・ノーリア氏だ。

ベストセラーになった『コア・コンピタンス経営』の共著者である経営学者、C.K.プラハラッド、マーケティングの世界最高峰ビジネススクールのノースウエスタン大学ケロッグスクールの学長、ディーパク・ジェインもインド人である。

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