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人気急落 すごく焦っているノダ
どじょう 新聞社に「血税3億円」バラまいたノダ

12月4日にいっせいに掲載された政府広報。誰が読むノダ?

 TPPよりTPOをわきまえ、決断すべきときにしたほうがいい。消費税を増やすより体重を減らしたほうがいい。人気取りに3億円を使うなら、年末ジャンボでも当てて、自分のカネでやってほしい。

大盤振る舞いなノダ

 マズいノダ。ヤバいノダ。どんどん人気が下がっているノダ。

 政権発足当初の世論調査では6割を超えたこともあった内閣支持率が、就任から3ヵ月で4割を切り、下げ止まる気配も、その理由もない。「自分が総理になっても、支持率は急に上がらない」と明言してきた「どじょう総理」だが、上がらないどころか、ここまで下がるとは予想していなかったのだろう。

 最近、野田総理はあるマスコミ関係者に向かって、こう嘯いたという。

「発信力がないという批判があることは承知している。でも、最大の発信力は実行することだ。目の前にあるTPPや消費税増税、年金や社会保障、これらの課題を全力で処理することが発信力になる。波風を立てるような余計なことを言う必要も、やる必要もない。

 とにかく決断、決断の日々で財務大臣時代よりも10倍忙しい。最近、頬の肉が削げ落ちたよ」

 最後の一言は、ギャグだろう。本誌12月10日号でも大橋巨泉氏が連載コラム「今週の遺言」で指摘していたが、オバマ大統領や温家宝首相と並ぶと、われらが総理は「どじょう」というより、肥った「なまず」のようだった。

 ひたすら泥の中に潜り、消費税増税という機会をうかがいながら、安全運転に徹してきた野田総理も、さすがに安全運転さえしていれば安全ではないと気付いたのか、突然、顔を出したから驚いた。12月4日の日曜日、全国71紙の新聞に載った例の政府広報である。

『すべての国民の皆さまへ---社会保障と税の一体改革について』と題し、ラジオパーソナリティの小島慶子氏を相手に、いかに消費税増税が必要かを熱く語ったのだ。内閣府政府広報室に尋ねたところ、ネットでも同じ内容を掲載しており、その制作費も含めると締めて3億円。新聞社などにバラまかれたこのカネの原資はもちろん、われわれの血税だ。ちなみに鳩山内閣時代の事業仕分けで半減したものの、それでも政府広報予算は約50億円に上る。

 だいたい、消費税という税金を上げるために、税金を使って国民を説得しようというところからして、間違っていないか。

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